手術。

やはり正直不安。開頭手術か。
痛そうだな。

はじめての手術室。看護師さん、お医者さん方にとってはいつものことのようだった。手術の用のベットは
思いの外小さく、なんだか自分も小さくなった気がした。

はい、麻酔入れますね…





どのくらい時間が経過したのだろう。
首が痛い。

目覚めると、不思議な感じだった。
生きてる。

傷はまだ痛くない。
麻酔が効いているからだろう。
頭を動かしてはいけないから、首が痛い。
医師の説明では、手術は完璧だった。全ての腫瘍が取り切れた。腫瘍の位置が良かったから後遺症が出ることはほぼないでしょう、とのこと。

安堵したら眠くなってきた。



何とか一晩過ぎたようだ。
さすがに傷口が痛い。
しかし、思ったほどではない。頭をきるのだから、とてつもない痛みを想像していたが、思ったほどではなかった。あとで医師に聞いたことだが、どうやらそういうものらしい。

つまらないことだが、膀胱に繋いだ管を抜くのは、少し恥ずかしかった。

これでとりあえず頭の痛みは収まる。
そう期待した私は、すぐにその浅はかさを知った。

手術後、1週間。
頭痛は治ることはなかった。