福井県立恐竜博物館の1階から3階の吹き抜けにダイナソー・タワーが設置されている(11月14日付日記:「福井の旅(8):恐竜博物館の壮大な恐竜骨格群、その数50体!」を参照)。

​ 福井県で発見された5種類の恐竜と原始鳥類の模型だ(写真)。​
 

 

平日なのに混んでいる​

 本博物館には、福井発見の恐竜だけを集めたコーナーがある。僕は、そのコーナーに足を向けた。

 それにしても平日なのに、混んでいる。それを痛感したのは、3階のレストランだ。12時前だったのに、ずらりと並んでいる。早く入館した人たちが、疲れたので一休みもかねて早めの昼食を、と並んでいるのだ。12時を過ぎたら、混むのは分かりきっていたから、早めに並んだのだ。

 それを見て、僕は、ここでの昼食を諦めた。幸いにも、館外の土産物店など物品販売所にも食事場所がある。ザウスルキッチン、と呼ぶらしい。
 

一番人気の肉食獣脚類フクイラピトル​

 さて、その5種類である。

​ 何と言っても、フクイラプトル・キタダニエンシスが一番人気だ(写真)。観覧に来ていた小学生やおばさんまで、普通に口にしている。​

 

 

 

 白亜紀前期の肉食獣脚類であり、全長4.2メートルと推定されている。日本で初めて学名がつけられた、全身骨格の復元された肉食恐竜でもある。

​ 復元骨格模型もすごいし、館内の別のコーナーでは、完全な復元模型が展示されている(写真)。​

 

 

体長10メートルの大型草食恐竜フクイティタン・ニッポネンシス​

​ さらにフクイサウルス・テトリエンシス(写真)。体長4.7メートルのイグアノドン類に属する。フクイサウルスは日本で初めて全身骨格が復元された草食恐竜でもある。​

 

 

 

 イグアノドンの仲間では、コシサウルス・カツヤマもいる。2008年8月に発見された新属新種の恐竜だが、どうしたわけか写真に撮っていない。破片だけだったので、見逃したのかもしれない。

​ 大型では、フクイティタン・ニッポネンシスだ。体長約10メートルの草食恐竜で、ダイナソー・タワーの1番下にいたやつだ。日本で初めて学名が付けられた竜脚類だ。ただこのコーナーでは巨大すぎから、骨の断片が展示されているだけだ(写真)。

 

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腕に羽毛を生やして復元されている小型肉食獣脚類フクイベナートル​

​ フクイベナートル・パラドクサスは、白亜紀前期の獣脚類で、小形肉食恐竜である。骨格を平面に並べたそばの模型は、腕に羽毛を生やしている(写真)。マニラプトルの仲間だ。​

 

 

 

​ それにしてもこれだけ見ても、福井はまさに恐竜王国である。福井県が力を入れるわけだ。手取層群という恐竜包蔵の岩層が広がっているからだ(写真)。

 


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