昨日3日、秋晴れに誘われて立川の国営昭和記念公園に出かけた。春の桜とチューリップ見物に続いて2度目だ。
 

広すぎる園内は長所でもあり贅沢でもある​

 今回のお目当ては、キバナコスモスだ。期待して、出かけた。

 ただ遠い。チケット売り場まで駅から徒歩15分ほどで、そこまでは大したことはないが、園内が遠いのだ。1.653平方キロと広大なのだ。全部観て回るには広すぎるが、首都圏でこれだけ広いのは贅沢とも言える。

​ ゲートを通って西の水鳥の池まで約10分、それからさらに北、つまり右に転じて「みんなの原っぱ」に約10分、ここで普通に見るコスモス(オオハルシャギク)畑に出合った(写真)。​

 

 

 確かにきれいだが、これはキバナコスモスではない。しかもこの程度では、客を呼ぶレベルではない。
 

400万本のキバナコスモスの壮観​

 どうもおかしいと思って、入口でもらった案内図を見ると、さらに奥(北)の「こもれびの丘」の東、「花の丘」がそうらしい。

 途中、間違えて日本庭園に迷い込んだが、退出し、少し前を通り過ぎると、目の前に開けた。

​ 広大なキバナコスモスの群落。まるでゆるやかな丘一面に黄色い絨毯を敷き詰めたようだ。その数、約400万本! ここまでたどり着くのに、約50分かかったが、疲れもひとっ飛びの感動、「壮観」の一語に尽きる(写真)。​

 

 

 

 


モデルさんを連れたアマカメラマンや前撮り組も​

 ちなみに最初に観た普通のコスモスの植わっていたのは、ブーケガーデンというらしく、ここの株数は約15万本という。キバナコスモスは、その20倍を超すのだ。

 僕は、ゆっくりと丘を歩きながらキバナコスモスを観賞した。

 モデルさんを連れてきたらしいアマチュア写真家、結婚を控えた着飾ったカップルの前撮りもいた。

 ただ入場は、開場直後の9時35分くらいだったが、その頃にはもう11時を過ぎ、日が高くなり、さすがに直射日光を浴びると10月とはいえ、暑い。

 僕は、壮観なキバナコスモスを観たのに十分、満足して、退場することにしたのである。

​ ゆっくりするつもりなら、園内をやるりと走るおもちゃのようなパークトレイン(写真)に乗るのも手だなとは思った。​

 


昨年の今日の日記:「エチオピア紀行(181):NME=ホミニン最古の幼児骨格、ディキカの「セラム」の衝撃;ノーベル賞に初の人類学者」