kawanobu日記/独裁中国の増長する対日圧力外交を糾弾、民主党外交の招いた国益の喪失だ;車社会のソウルの街 画像1

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 スターリニスト国家、中国の暴虐ぶりが止まらない。民間レベルの交流まで巻き込んで、毎日のように対日圧力策を繰り出してくる。独裁国なので、民間・企業も巻き込んだ一連の圧力策も党の上層部の誰かが命令を下しているのは確実だが、首相の温家宝が提案した日本人青年学生1000人招待計画も事実上取り消したことは、胡錦濤の承認の基に対日圧力がかけられている蓋然性を想起させる。

汚沢の「拝謁外交」とクロ鳩の普天間の失敗で見くびられた民主党外交
 自民党の町村元外相が指摘していたが、こうまで高飛車に中国が出てくるのは、バラマキスト民主党の外交の失敗が大きい。クロ鳩政権による普天間問題をめぐっての対米関係の緊張化と、汚沢が140人も民主党議員を引き連れて訪中した「拝謁外交」が、バラマキスト民主党政権を見下させたのだ。
 対米関係の緊張で、スターリニストどもは尖閣諸島で問題を起こしてもアメリカは静観する、と判断した可能性が高い。そのうえに汚沢の拝謁外交である。あれで、胡錦濤は日本は朝貢国になったと認識したのではないか。朝貢国に無理無体を押し付けるのは、明、清の時代からの中国流儀である。

沖縄が危ない!
 かくもバラマキスト民主党外交が国益を損なったのは、明白である。膨張主義の中国の狙うのは、南西諸島全体の領有であり(すでに中国の歴史家の一部から、琉球は昔から中国の属国であり、薩摩藩による領土編入は侵略行為で違法だという主張がなされている)、これにより建造される中国海軍の空母が西太平洋に出る道を確保することにある。
 それとともに、彼らは既に「核心的利益」と呼んでいる南シナ海の制覇を狙っている。南沙諸島をすべて占領し、北の沖縄も含めた領土編入で外堀を埋め、台湾を包囲しようという作戦に違いない。沖縄が先か台湾が先かの違いだけになった気がする。
 クロ鳩による普天間騒動の時、東南アジアの各国は、日米同盟にさざ波の立つことに既に憂慮の意思を示していた。クロ鳩の失敗は、日本の国益ばかりか東南アジア諸国の利益をも蝕んだのだ。
 日本は、広大な海洋権益を中国海軍に抑えられる前に、空母の建造も考えた方がいい。放置すれば、沖ノ鳥島すら奪取されかねないと懸念する。

ソウルの整備された車道、交差点
中断しているソウル紀行を再開する。3泊4日の短い旅を、ただ1度だけ半日をDMZ(非武装地帯)ツアーに当てたが、後は街をひたすら歩いた。疲れれば、気楽にタクシーに乗った。東京のタクシーの2割程度の実感のタクシー運賃だから、料金的な抵抗感は全くない。
 韓国は車が右側通行の国だが、ソウルは東京以上の車社会である(写真上=復元が終わったばかりの光化門の前を通る車列。道路の広さに注目)。
 大きな交差点では、その手前に右折車のための右折専用迂回路が設けられている。赤信号でも、車は交差点に入らずにこの迂回路を通れば右折できるようになっている。渋滞を避ける工夫だ。その点は、アメリカと同じだ。だが日本は左折車でも赤信号では左折できない。そのために交差点手前は車であふれる。車社会なのに、その合理性がない。つくづく日本とは、奇妙な国だ。
 大通りは片側5車線で、その広さは壮観である(写真中)。朝鮮戦争(韓国では「韓国戦争」と呼ぶ)でソウルが2度、北朝鮮軍に占領され、焼け野原になったけがのこうみょうだろう。主な通りには、バス専用レーンが設置されている余裕である。

自転車を見かけない街
 ただ車社会のソウルでは、半面、歩行者には優しくない。横断歩道は少なく、道路の向こう側にあるホテルに戻るにも、しばらく歩いて交差点に行き、そこで青信号を待って渡り、また元に戻らねばならなかった。
 以前から、韓国では自転車が普及していないとは知っていたが(09年6月26日付日記:「ご存知でしたか? 自転車に乗らない国、韓国:朴正熙、不法駐輪」参照)、確かに自転車の姿を見ることは少なかった。大学生の集まる新村(シンチョン)でも、まず自転車を見かけないし、人の集まる明洞でも南大門市場でも見かけなかった。だから地下鉄駅周辺にも不法駐輪は全くないし、歩道を歩いていても自転車にチリン、チリンとベルを鳴らされることもない。これも、車社会の一断面なのだろう(写真下=とても珍しい自転車風景。それも2台も!)。
 その韓国も、さすがに温暖化対策で車から自転車に誘導しようとはしているらしい。漢江河川敷には立派な自転車専用道も整備されていると聞いていたが、そこを見る機会はなかったのは残念だった。

昨年の今日の日記:「北朝鮮による拉致被害者家族の横田さんご夫妻と民主党厚労相・長妻昭、そして中井国家公安委員長」