kawanobu日記/日本沈没の戦犯内閣と省内で浮いた厚労相長妻の孤独 画像1

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 超円高が導くかのように、株価の下落が止まらない。大暴落こそないものの、毎日、100円規模で値下がりし、気がつけば8900円割れである。バラマキスト民主党政権が発足以来の安値を続け、国富がそれだけ失われている。

小出して、遅すぎの無策・無能
 ボケ菅政権とうらなりビョウタン総裁率いる日銀の無策ぶりにより、この国の劣化に勢いづく。ヘッジファンドなどの投機筋は、ドル売り・ユーロ売り・円買い、株価先物売り・債券先物買いをしかけ、いいように日本の富を奪っている。
 財務相の野田は、今頃になって外為市場の介入を示唆したが、遅すぎる。まさに拙劣な兵法の見本である「戦力の逐次投入」である。投機筋がおっかなびっくり、疑心暗鬼で円買いを仕掛けていた時に、意表を突くような介入は効果的だが、今となってはせせら笑われるだけの恐れがある。
 うらなりビョウタン日銀も、金融緩和を模索しだしたようだが、今になって動くなら、なぜ10日の金融政策決定会合で動かなかったのか。あの時、投機筋はもとより市場関係者のほとんどは、日銀は動かない、動かなければ数時間後にアメリカで開かれるFOMCで金融緩和が決められるのも決定的だから円高に動く、と予想した。そしてその筋書きどおりに超円高になった。サルでも、あれほどアホではないだろう。
 ボケ菅とうらなりビョウタン白川は、後世、日本経済に最後のとどめを刺した「戦犯」として記録されるだろう。日本を愛し、次の世代の幸せを願う日本人として、そうならないことを願うのみなのだが……。

スウェーデン大使に元厚労相官僚の人事の裏
 トウシロウ揃いで度胸もないバラマキスト民主党政権はあらゆる意味でも災厄なのだが、不幸な政権が発足して間もなく1年となる。クロ鳩からボケ菅へと首相は変わったが、ボケ菅はクロ鳩内閣を居抜きで引き継いだから、亜流クロ鳩政権となる。
 その内閣でワーストワンを争う1人が、厚労相の長妻昭であることは衆目の一致するところだ。ボケ菅内閣でも、「使えない奴」という評価で一致しているとか。
 その長妻が、過去の処分歴を根拠に09年末に首を切った最後の社会保険庁長官の渡辺芳樹氏が20日、スウェーデン大使になることが決まった。人事権を握る岡田外相と政権ナンバー2の仙谷、それにボケ菅が、長妻をどう見ているか、興味深い人事であった。
 ちなみに渡辺氏の処分歴とは、社保庁での年金記録のぞき見などではない。厚生省時代、岡光序治の「次官の収賄罪」にからむ接待問題で96年に受けた減給処分である。
 13年も前の減給処分をタネに、定年を4年も残して渡辺氏を退官させたことについて、リブパブリは決して同情はしない。しかし社保庁長官を定年前の退官に追い込んだ減給処分歴は、ただの口実だとしたらどうだろうか。

遺恨晴らしで厚労省内の反感をかう
 ちなみに渡辺氏は社会保険庁長官に就く直前まで、5年間(04年~09年)も厚労省年金局長を務めていた。当然、「ミスター年金」の虚名を売りまくっていた野党時代の長妻と、国会審議の場でぶつかり合った。退官に追い込んだのは、長妻がその時の遺恨を晴らしたのであろう。
 歴史上よくあることだが小人物は、不釣り合いの権力を手にした時、専横的に振るうことがよくある。今回の人事は、まさにそれである。
 それでなくとも就任以来、厚労省内で浮いた存在だった長妻は、この無情の人事でさらに省内で反感をかっていたという。むろんそれに反比例して渡辺氏への同情も広がっていた。
 そこにボケ菅内閣が登場した。厚労省内の大物が、この不当な人事を訴え、渡辺氏の処遇を求めたと見られる。「福祉大国」スウェーデンの大使なら、ちょうどよかろう、というのが、ボケ菅内閣の判断であったに違いない。ちなみにこの人事案に対して、政権ナンバー2の仙谷が事前に了承を与えていたという。

前日まで長妻には知らされず
 その人事案は、最後まで長妻には知らされなかった。大使人事は閣議了承事項なので、翌日の閣議案件を見て、前日に長妻はやっと知るところとなる。
 「昨日聞いて、まあ外務省の人事なので淡々とサインした」と、負け惜しみを言っていたそうだが、厚労省官僚の長妻ネグレクトがかなり深刻であることは、これ一事でも明白となった。
 世間にも、これだけ省から軽視・無視されている大臣だと知れ渡ってしまった以上、ボケ菅か汚沢か、いずれにしろ次の内閣で長妻が閣外に放り出されるのは決まったも同然だ。
 何から何までデタラメだったクロ鳩は、内閣の人事でも虚名だけを判断材料に長妻を任用するといういい加減さであったというお粗末な一席。
 猛暑の続く折、せめて写真だけでも涼を呼びたい。写真は、裏磐梯のひとこま。上から檜原湖、湿原から見た雄国沼、そして雄国沼から戻る途中で見つけたヤマユリ。

昨年の今日の日記:「平和ボケ日本人旅行者の起こしたハンブルク騒動:爆発物、9.11テロ、モハメド・アタ、ドイツ赤軍」