kawanobu日記/軽井沢紀行7:離山展望台で見る「虎刈り」と妙義山;ボケ菅内閣支持率下げ止まりの憂鬱 画像1

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 離山の山頂で涼風に吹かれつつ、ややしばらく休憩した。さて、下山である。ペットボトルの底にわずかにお茶を残して、下りは上りと異なるコースをたどることにした。午前11時、日射しはいよいよ強くなったが、緑のトンネルが直射日光の攻撃を防いでくれるのはありがたい(写真上)。

異様な虎刈り風景は、夏のスキー場
 先ほど外国人を含む3人のパーティーと出会った所まで下りて、右の道に入った。するとほどなく、東屋が見えた。その先に展望台がある。
 繁った木にいくぶん視界を遮られたが、軽井沢駅が眼下に見えた。その先に軽井沢プリンスホテルスキー場の、やや醜悪な景色が見える。いつも思うのだが、スキー場を夏に見ると、緑の山を虎刈りしたようで、異様である。はっきり言えば、見たくない景色である。
 その先の遠くに、特徴的な妙義山の山並みが霞む(写真中)。
 目を手前に引き戻すと、軽井沢の街並みだが、駅のすぐ近くまで森が接近している。これは、別荘地であり、軽井沢が森の中の街であることがよく分かる。
 そこからなだらかな道を少し下ると、軽井沢100年記念碑がひっそりと建つ。石の肌に草や小さな実生がはえ、自然の中に帰りそうな雰囲気をたたえる。

スーパー駐車場は他県ナンバーの車ばかり
 幅1メートルほどの歩きやすい土道をさらに下ると、先ほど通過した見覚えのある分岐路に出た。なるほど、こうだったのか、と得心した。登ってくる時は、ここから先はバテバテだったのだが。
 途中、何人もの登山者と出会う。みんな汗をふきつつ、あえぐあえぎという感じである。体感では30℃近辺と判断したが、さすがに軽井沢ではこれは高温であろう。
 やっと自転車を置いてきた所に戻った。これからは、下り坂を自転車で下りるのだから、楽だ。
 見ると、時刻は12時に近い。来る時、自販機でお茶を買ったスーパーはまだ開店前だったが、ここで弁当を買うことにした。店の前の日陰の場所に、木製のテーブルと椅子がしつらえられている。まずビール500ミリリットル缶、である。次いで弁当、かき揚げ、お茶2本、そして最後にあんパンを1個。これで、1000円札でお釣りが来た。街中の食堂なら、この程度でも2000~3000円はいく。
 リングプルを空けるのももどかしく、一気にビールをあおった。乾いた体にしみわたるようだ。
 落ち着くと、店の前の駐車場の車のナンバーに目がいった(写真下)。長野ナンバーは、ほとんどない。多摩、習志野、練馬、川崎、野田、土浦……、ほとんど県外ばかりである。
 なるほど軽井沢が別荘地の街であることが、これでよく分かった。

下げ止まりのボケ菅内閣支持率と野党、自民の体たらく
 ボケ菅政権の支持率が下げ止まっている。いや、数日前のNHKの調査では、やや盛り返しさえした。理由は、はっきりしている。
 この間、ボケ菅内閣は思考停止状態に近いのに、独り突出する「みんなの党」を除いた自民党など野党が、臨時国会でも妙に物わかり良さを発揮し、仲良し国会を演じたからだ。荒井聡と千葉景子の問責決議案も、提出しなかった。
 これなら、有権者の目には「菅直人首相も、まあまあやっているな」と映るから、支持率が持ち直し気味になるのも当然だ。
 谷垣自民党は、かつての福田内閣時代を思い起こすべきだ。もともと無能ではあったが福田内閣は、汚沢の率いる民主党に、参院でことごとく理不尽な「反対」を連発され、しばしば立ち往生した。それが「自民頼むに足らず」の雰囲気を生みだし、支持率を急落させ、1年後に政権交代にいたらしめたことことを、だ。
 臨時国会の谷垣自民の対応を見て、この党は政権奪還の気があるのか、疑問に思ってしまった。溺れそうなワルに救命具を投げ与えてやっているような谷垣氏の人の善さにも、いい加減にしろ、と言いたい気分だ。だから10日発表の朝日新聞調査(8月7、8日実施)でも、支持率を落とし、逆にバラマキスト民主党の支持率を上向かせた。

「汚沢首相」しかないのか
 政党支持率は、以下のとおりだ。なお括弧内は、前回=先月12、13日調査。

 民主  31%(27%)
 自民  19%(21%)
 みんな  7%( 9%)
 以下略

 政権奪還どころか、バラマキスト民主党との差が開いている。8日投開票の長野県知事選で、わずか5000票余りで惜敗したのも、この結果を見ればよくやったと言いたくなる。
 しかし、このまま行けば、可もなし不可もなしという最悪の政権が、持続する。
 逆説的だが、唯一の期待は、9月の民主党代表選で汚沢本人が立候補し、代表→首相になることだ。世論の7~8割は共通して汚沢への嫌悪感を示すので、汚沢新内閣は劇的低支持率でスタートすることになる。同時に、そうした内閣を作ったバラマキスト民主党の支持率も急降下するはずだ。民主党内の反小沢派も、次期選挙での我が身を心配して、少数かもしれないが脱党するだろう。
 そこで、「裸の王様」汚沢が強気に解散・総選挙に打って出ることを期待する。解散しなければ、野党は解散に追い込めばよい。
 そうでもシナリオを描かなければ、日本沈没の導火線があとわずか、ということになる。

昨年の今日の日記:「原水爆禁止世界大会の虚と実、その政治至上主義を告発する:核の傘、原水協、核禁会議、中ソ論争」