スケートアメリカSP | 河合彩オフィシャルブログ「等身大のダイアリー」Powered by Ameba

スケートアメリカSP

久しぶりの更新です。

さて、グランプリシリーズが開幕しました。

いよいよフィギュアシーズン本番という感じですね。

今日はスケートアメリカSPを観て、印象的だった選手について
書きたいと思います。

まずは、メドベデワ選手。

またロシアから凄い選手が出てきてしまいましたね。

男子の宇野選手もそうですが、最近のジュニア上がりの選手は
ジュニアらしくないスケートをします。

メドベデワ選手もジャンプ、スピン、ステップ、表現力と
とてもバランスが取れた良いスケーターです。

その上、体力的には上っているところですから、
SPの後半にすべてのジャンプを入れる、なんてことが
出来ちゃうんでしょうね。

なんとなく、今シーズンは彼女が台風の目となる予感です。

そして、女子で気になったのは、リプリツカヤ選手。

私はとても好きなスケーターなのですが、
先シーズンからジャンプで苦戦しています。

今日のOAでもソチの年の映像が出てきましたが、
随分背が伸びたように感じます。

そしてややふっくらした気がします。

私もそうでしたが、10代後半って一番太りやすいので、
スケーターは苦労するんですよね。

個人的には、もう一度、ちょっと高飛車に感じるくらい自信を持った
リプニツカヤ選手のスケートを観たいです。

続いて、女子で一番印象に残った宮原選手です。

昨シーズン世界選手権の銀メダリストとなり
自信をつけたことは理解できますが、
あんなに急に表現力が身につくものなのか?と驚きました。

トム・ディクソンによって感性を刺激されたんでしょうね。

あの目力観ました?

とても魅力的でした。

すでにシーズン序盤であの完成度にも驚かされます。

今シーズン、宮原選手に大注目です。


続いて男子。

男子はとんでもない時代ですね。

4回転を2回跳んでも首位に立てないんですね。

何が言いたいかと言うと、益々4回転が当たり前に
なってしまったということ。

4回転を跳んだ上で、スピンやステップでも
取りこぼし無く滑り、更に+αないといけないシーズンに
なりそうです。

これは、本当に大変。

選手にとっては身体にも負担が多くなるので、
皆がケガ無くシーズンを終えられるよう願うばかりです。

男子の中で好きなプログラムは、ハン・ヤン選手でした。

遊び心のあるシュールな動きがちりばめられていて、
あの独特な雰囲気を出せるのは彼ならではと思います。

佐野先生も解説で触れていましたが、
私もややスピードを抑えているように感じました。

去年まではスピードをすごく出して、すごく跳んで、
その結果、跳び過ぎでタイミングが合わず
ランディングが乱れる・・・という場面が多かったのですが、
今シーズンは全てコントロールされている気がします。

元々ジャンプ、スピンの質も良く、スケーティングも
滑らかな選手なので、ジャンプが安定してくると楽しみですね。

明日のフリーではどんなプログラムを見せてくれるのか
今から楽しみです。


そして今回のスケートアメリカは、日本選手がたくさん出ているので、
皆が力を出し切れるよう、しっかり応援したいと思います。