フリーダンス
アイスダンス、フリーダンスも終わりました。
もっと観ていたかった!!
アメリカ史上初のアイスダンス金メダル、
デイビス&ホワイト組おめでとうございます!!
まずは滑走順に、現役スケーターの中で最も私が好きな
バーチュー&ホワイト組。
本当に感動的でした。
今シーズンを多分彼らは最後としていると聞いているせいもあって、
男子の高橋選手同様に
涙が出てきてしまうような琴線に触れる演技でした。
二人の作り出す空気感は、彼ら独特のもので、
要素がどうとかそういう問題を超越した素晴らしさがあると思います。
リフト一つ一つも、二人のパートナーシップや今までのスケート人生を
表現するようなポーズが多く、二人だけにしか出せない世界観を
よく表現していたと思います。
観ていて「手を差し伸べたらパートナーがいた」という言葉が
聞こえてくるような気がしました。
正直、あのレベルになると、皆上手すぎて何が金銀を分けるのか
わかりませんが、ただ心に残る演技であったことは間違いありません。
本当に今シーズンで二人を観られるのが最後かと思うと、
ただただ残念です。
そして力を出し切っての銀メダル、おめでとうございます。
次に良い意味での予想を裏切って銅メダルに輝いた
ロシアのイリニフ&カツァラポフ。
初めて彼らの白鳥の湖を観たのはNHK杯でしたが、
その時からなんと良いプログラムだろう!と思っていました。
バレエの動き自体は特に女性はトゥで立つ動きが多く、
スケートに当てはめると向かない場合も多いのですが、
彼らの白鳥の湖は、見事にバレエの白鳥の湖を演じきり、
さらにスピードというスケートならではの動きを武器にして作り上げた
見事なプログラムでした。
特に素晴らしかったのは、リフト。
リフトが全体をドラマティックにしていました。
どのリフトも曲調だけでなく、バレエの演目としての動きを
しっかりと表現しており、最も見ごたえのあった序盤のロングリフトでは
GOEで+3をもらっています。
これはデイビス&ホワイト組を上回る点数でした。
ロシアは旧ソ連時代を含めると、アイスダンスはお家芸で
とても強かった時代があります。
イリニフ&カツァラポフはまだ若いカップルですし、
アイスダンスにおいて、これから強いロシアを実現していく二人でしょう。
初めての五輪での銅メダル、おめでとうございます。
そして日本でも最も人気のあるカップル、デイビス&ホワイト組が
悲願の金メダルを掴みました!
実は上位二組は要素で全てレベル4をたたき出しているのですが、
GOEと演技構成点で少しずつカナダのカップルを上回り、
世界最高得点で優勝を決めたのがこの二人でした。
驚きは演技構成点。
5項目のうち「振付/構成」「音楽の解釈/タイミング」の2項目で
10.0をたたき出しています。
つまりこの2項目に関しては全ジャッジが10点を付けたことになります。
確かに、彼らのシェヘラザードは表現したいものも明確で、
全体的に統一感があり、氷全面を十分に滑り、リフトでもステップでも
音楽との調和が感じられ、音楽のもつニュアンスもスケートや
上半身の動きによって表現されていたと思います。
それにしても10点とは満点ですから、とてつもない数字です。
私がデイビス&ホワイト組でいつも感心するのが、
そのスピーディーなフットワークです。
最近のアイスダンスは、ステップシークエンスのレベル獲得のため、
エッジ、ターンの明確さをテクニカルパネルにアピールすべく
ゆっくりとしっかりとステップを踏むカップルが多い中、
彼らは音楽に合わせ、
正確かつ軽快にステップシークエンスを踏んでいきます。
それでもしっかりとレベルを取れる。
これができるのは、デイビス&ホワイト組だけだと思います。
またストップからトップスピードになるまでの時間が本当に短く、
そのスケーティング技術がスピード感と迫力を与えています。
何はともあれ、今シーズンのデイビス&ホワイト組は本当に強かった。
見事な金メダルだと思います。
デイビス&ホワイト組、おめでとうございました。
ソチ五輪のアイスダンスは、ほとんどのカップルが伸び伸びと滑り、
自己ベストを更新する選手が多かったと思います。
歴史に残る、素晴らしい大会だったと言えるでしょう。
彼ら素晴らしいスケーターの演技が日本の皆さんにも伝わり、
日本でも子供がアイスダンスに興味を持ってくれることを切に願います。
もっと観ていたかった!!
アメリカ史上初のアイスダンス金メダル、
デイビス&ホワイト組おめでとうございます!!
まずは滑走順に、現役スケーターの中で最も私が好きな
バーチュー&ホワイト組。
本当に感動的でした。
今シーズンを多分彼らは最後としていると聞いているせいもあって、
男子の高橋選手同様に
涙が出てきてしまうような琴線に触れる演技でした。
二人の作り出す空気感は、彼ら独特のもので、
要素がどうとかそういう問題を超越した素晴らしさがあると思います。
リフト一つ一つも、二人のパートナーシップや今までのスケート人生を
表現するようなポーズが多く、二人だけにしか出せない世界観を
よく表現していたと思います。
観ていて「手を差し伸べたらパートナーがいた」という言葉が
聞こえてくるような気がしました。
正直、あのレベルになると、皆上手すぎて何が金銀を分けるのか
わかりませんが、ただ心に残る演技であったことは間違いありません。
本当に今シーズンで二人を観られるのが最後かと思うと、
ただただ残念です。
そして力を出し切っての銀メダル、おめでとうございます。
次に良い意味での予想を裏切って銅メダルに輝いた
ロシアのイリニフ&カツァラポフ。
初めて彼らの白鳥の湖を観たのはNHK杯でしたが、
その時からなんと良いプログラムだろう!と思っていました。
バレエの動き自体は特に女性はトゥで立つ動きが多く、
スケートに当てはめると向かない場合も多いのですが、
彼らの白鳥の湖は、見事にバレエの白鳥の湖を演じきり、
さらにスピードというスケートならではの動きを武器にして作り上げた
見事なプログラムでした。
特に素晴らしかったのは、リフト。
リフトが全体をドラマティックにしていました。
どのリフトも曲調だけでなく、バレエの演目としての動きを
しっかりと表現しており、最も見ごたえのあった序盤のロングリフトでは
GOEで+3をもらっています。
これはデイビス&ホワイト組を上回る点数でした。
ロシアは旧ソ連時代を含めると、アイスダンスはお家芸で
とても強かった時代があります。
イリニフ&カツァラポフはまだ若いカップルですし、
アイスダンスにおいて、これから強いロシアを実現していく二人でしょう。
初めての五輪での銅メダル、おめでとうございます。
そして日本でも最も人気のあるカップル、デイビス&ホワイト組が
悲願の金メダルを掴みました!
実は上位二組は要素で全てレベル4をたたき出しているのですが、
GOEと演技構成点で少しずつカナダのカップルを上回り、
世界最高得点で優勝を決めたのがこの二人でした。
驚きは演技構成点。
5項目のうち「振付/構成」「音楽の解釈/タイミング」の2項目で
10.0をたたき出しています。
つまりこの2項目に関しては全ジャッジが10点を付けたことになります。
確かに、彼らのシェヘラザードは表現したいものも明確で、
全体的に統一感があり、氷全面を十分に滑り、リフトでもステップでも
音楽との調和が感じられ、音楽のもつニュアンスもスケートや
上半身の動きによって表現されていたと思います。
それにしても10点とは満点ですから、とてつもない数字です。
私がデイビス&ホワイト組でいつも感心するのが、
そのスピーディーなフットワークです。
最近のアイスダンスは、ステップシークエンスのレベル獲得のため、
エッジ、ターンの明確さをテクニカルパネルにアピールすべく
ゆっくりとしっかりとステップを踏むカップルが多い中、
彼らは音楽に合わせ、
正確かつ軽快にステップシークエンスを踏んでいきます。
それでもしっかりとレベルを取れる。
これができるのは、デイビス&ホワイト組だけだと思います。
またストップからトップスピードになるまでの時間が本当に短く、
そのスケーティング技術がスピード感と迫力を与えています。
何はともあれ、今シーズンのデイビス&ホワイト組は本当に強かった。
見事な金メダルだと思います。
デイビス&ホワイト組、おめでとうございました。
ソチ五輪のアイスダンスは、ほとんどのカップルが伸び伸びと滑り、
自己ベストを更新する選手が多かったと思います。
歴史に残る、素晴らしい大会だったと言えるでしょう。
彼ら素晴らしいスケーターの演技が日本の皆さんにも伝わり、
日本でも子供がアイスダンスに興味を持ってくれることを切に願います。