団体2日目 | 河合彩オフィシャルブログ「等身大のダイアリー」Powered by Ameba

団体2日目

ソチ五輪開会式も終わり、
フィギュア団体2日目も終わりました!

まずは、予選が通って良かった。

ほっとしました。

リード姉弟組もがんばりました。

実は団体のアイスダンスの下3組は、
あまり技術的な差は大きくありません。

なので、リード姉弟組の今日のでき次第で、
順位(ポイント)は大きく差がでると思っていました。

そんな中で観ていたので、
テレビの前で若干手が震えたほどです。

でも大きな大きなプレッシャーの中、
二人は素晴らしい滑りを見せました。

1つ目の良かった点は、しっかりと要素のレベルを
取っていった点。

特に今日のツイズルとリフトのできはとても良かったです。

楽々と、かつ難しいポジション等レベルに関わるところを
行っていたため、GOEでもプラスがついているのではないでしょうか?

そしてもう一つの良い点は二人のユニゾン。

同じ気合の入り具合、そして肩の力の抜け具合が合ったため
とても一体感がありました!

今日の感覚を最後まで貫いてほしいです。

そして、浅田選手。

ちょっと緊張していたようですね。

名前がコールされる直前、
リプリツカヤへの歓声が凄すぎて
信夫先生と話をするのが大変そうだったのが気になりました。

演技が始まると浅田選手らしい柔らかさと透明感を
感じられたので、大丈夫そうだなぁ、と思ったのですが、
そんなに簡単に3アクセルは決まらないですよね。

今日の浅田選手の滑りを観て改めて思ったのは、
もう「メダル」とか「3アクセルを成功する」とか考えるのは
やめようと思いました。

五輪という一種異様な雰囲気でさえ
普通の人は耐えられないほどの重い空気なのに、
そこに「期待」という名のプレッシャーを
かけてはいけない、と思うからです。

それよりも、折角の大舞台だから
もっと純粋に楽しめることを願おうと思います。

そしたら笑顔が観られるかな、と思いまして。

何はともあれ、フリーに皆で進めるのは、
嬉しいことです。

浅田選手の滑りや存在は、
フリーに進める大きな要因ですから良しとしましょう。

そして、フリーの先陣は、高橋&木原組でした。

今日もやっぱり二人の演技に涙ぐんでしまいました。

カテゴリーに関係なく、
スケートに真剣に取り組んだことのある人なら、
シングルスケーターがたった1年で、ペアで
五輪のレベルに達する大変さがわかるからだと思います。

ある意味「不可能」を「可能」にしたのが
高橋&木原組ではないでしょうか。

特に感心したのが、3回転のスロージャンプ。

惜しくも成功はしなかったのですが、
あそこまで完成度をあげてこられるとは!

凄いです。

そしてもう1か所。

リフトでグラついても我慢し抜いたこと。

絶対に落とさない!という木原選手の執念を観ました。

実は演技では成功することより、
あまり上手くいかなかった時にどうやりきるか、
の方がずっと難しい。

そこまでできるようになった高橋&木原組。

本当に組んでくれて、チャレンジしてくれてありがとう。

胸が熱くなりました。

二人の頑張りが、明日の日本チームの大きな力になりますように。