スケートカナダ | 河合彩オフィシャルブログ「等身大のダイアリー」Powered by Ameba

スケートカナダ

スケートカナダ、終わりましたね

あっこちゃん、村上選手、織田選手、おめでとうございます

スケートアメリカに続き、日本の3選手が表彰台に乗りました。

今シーズンが益々楽しみですね。

まずは、村上選手。

実はあのフリーの振付の手伝いをしているのは
私の友人のアルゼンチンタンゴダンサーです。

スケートの選手はアルゼンチンタンゴとコンチネンタルタンゴ、
そしてフラメンコがごっちゃになる人が多いのですが、
村上選手はちゃんとアルゼンチンタンゴを表現していました。

ジャンプやスピンも良かったですけど、私個人的には、
細かなステップとフリーレッグ、上半身の使い方が
情熱的で素敵!と感じています。

足数も多く、上半身も細かく動かしているのでハードな内容ですが、
もっともっと滑り込んで、さらに激しいダンスを観せてくれることを
期待しています。

次は、あっこちゃんのフリー。

多少のミスはありましたが、よく纏めてくるところは流石ですね。

私はこのフリーがとても好きなんです。

とーっても難しい振り付けだと思いますが。

シルク・ドゥ・ソレイユのように抽象的な内容は、
解釈も難しいですし、表現も難しい。

そういう音楽で人の心を動かすのはとてつもなく難易度が高いのですが、
あっこちゃんは、それをモノにしつつあるように感じます。

首の角度、手首の折り方、本当に細部まで計算された表現。

私はこのプログラムがあっこちゃんの代表作になるよう
影ながら祈っています。

そして男子フリー。

無良選手、良かったですね。

もちろん、ミスはご本人悔しいでしょうが、4回転も決まりましたし、
他のジャンプも高さがありました。

無良選手のスケートは男性らしい力強さがウリですね。

無良選手の男性らしさと和楽器の音が相まって
ちょっと刹那的な魅力を感じました。

今回のフリーのような滑りを積み重ねることで、
きっと結果はついてくると思います。

これからも頑張ってもらえるよう、応援しています。

最後は、織田選手です。

やっぱり質の良いスピンでした。

特に最後のスピンは素晴らしかったですね。

ポジションも綺麗ですし、回転も速くて
レベル4が並ぶのも納得です。

しかもジャンプも横から見ると飛距離のあること!

織田選手は素晴らしい選手ですね。

織田選手の膝の深さは、多少のジャンプの乱れも
吸収してランディングできる膝です。

私も現役選手の時に、あの膝の深さの半分もあれば、
もう少しマシな滑りができたと思います。。。

益々、日本男子の混戦が予想されて、私は今からドキドキです。

スケートカナダ、選手の皆さんお疲れさまでした。