スケートアメリカ・日本男子 | 河合彩オフィシャルブログ「等身大のダイアリー」Powered by Ameba

スケートアメリカ・日本男子

グランプリシリーズ、始まりましたね

グランプリシーズに入ると、シーズンが開幕した実感が湧きます。

それにしてもスケートアメリカでの日本男子の活躍は凄い。

表彰台独占、おめでとうございます

羽生選手は、悔しかったと思いますが、まだシーズン序盤。

17歳があんなに素晴らしいSPを観せてくれるとは思いませんでした。

何が感動したって、SPの4回転トゥーループ。

高さ、流れ、回転・・・全ての質が素晴らしい。

世界中見ても近年稀に見る、キレイな4回転だったと思います。

次のNHK杯まではまだ1ヶ月ありますので、更に進化した
羽生選手を期待してしまいますね。

次は小塚選手。

優勝、おめでとうございます

フリーの4回転のコンビネーションは回転不足がついてしまいましたが、
それでも転倒がなかったのは素晴らしいと思います。

そして、私が注目したのはフリーのプログラム。

素敵なプログラムですが、難しい

あんなにつなぎの部分にステップを入れるなんて、
なんて疲れる振り付けでしょう。

しかも後半のステップ。

曲に合わせて跳ねるように滑っていますが、
技術、体力ともに難易度の高い内容で驚かされました。

小塚選手は子供の頃から、コンパルソリーを佐藤信夫コーチに
指導受けていたとのこと。

そのエッジワークが活かされたステップは、美しいです。

あのプログラムで小塚選手が納得いく滑りができることを
今シーズン、祈りながら楽しみたいと思いました。

そして町田選手。

火の鳥が上手く表現されていていましたね。

上半身をふんだんに使い、火の鳥を表していましたが、
4分半通して体にキレがあり、シャープな印象を受けました。

町田選手は、本当によく身体の動く選手だと感心します。

しかし、最近の日本男子の選手達は、ジャンプだけじゃなく表現まで
一流でレベルが高いですねぇ。
(あ、だから表彰台独占なんですよね。)

町田選手のように素晴らしいスケーターがまだ世界選手権に
出たことがないっていうんですから、驚きです。

スケートアメリカを観て、日本男子の層の厚さを感じ、
今後の激しい代表争いを考えると、ちょっと選手たちが気の毒・・・。
(観ている私たちは、楽しいんですけどね。)

全ての選手が持てる力を存分に発揮できることを祈ろうと思います。