ヒョウ柄の意味
再び「なんでなんで星人」のお話です。
まだフィギュアスケート選手だった頃、
私たちはフランスのリヨンで練習していました。
ちょうど練習が休みの日、軽くパートナーの田中氏と
二人でリヨンの街中をランニングしていると
大きな公園に行き当たりました。
私たちは気持ちがいいので公園の中をランニングしていると、
その中に動物園があったのです
しかも入場無料
そこで二人で動物園を見て回ったのですが、
時々、わからない動物がいるんです。
なんせフランス語表記なので
ある一角はネコ科の動物の集まりでした。
ライオンやトラはすぐにわかったのですが、
ひとつの檻の動物が不明。。。
表記は「PANTHER」。
見た目がヒョウなので、私は「パンサーってヒョウの
ことをいうんだぁ」というと、田中氏は
「違うよ。あれはピューマだ。」と言い出したのです
私は「でもヒョウ柄だよ。ヒョウでしょう。」と返すと
田中氏は「ヒョウ柄とは柄の名前であって動物の
ヒョウとは関係ない 」と言い出したのです
さすがの私もこれは変だと思い、この日一日
あれがなんの動物かと言い合いに・・・
その日の晩、たまたまコーチから国際電話があり
「明日、そっちに出発するけど何か欲しいものある?」
との問いに二人揃って「動物図鑑」と一言。
結局、のちに辞書で調べるとパンサーはパンサーと
なっており、ヒョウであったりピューマであることがわかり
どちらも合っていたのでした。
でも「ヒョウ柄は柄の名前」と言い切った当時の田中氏、
今思えば面白すぎです