教科書と異なるカーリングは、間違いか? | 観客席から見たカーリング 2nd Season
予告その1。

未だにアメブロの「#カーリング」を見ています。
そこで意外と見かけることが多いのが、「ガードストーンが良く分からない」というものでした。
なんで的の外に止まったのが成功で、中に入ったのが失敗なの? ということのようです。
 
うん。確かに。
 

では、始めましょうか。
川合の「カーリング観戦講座」。
 

実際にカーリングをプレイしたい、という人は、ネット上でグダグダやってても意味無いです。
今すぐに、「カーリング講習会 初心者」とかでググって講習会に参加しちゃってください。(笑)
そっち方面のフォローは、ワタシには全く無理です、スミマセン。
 

自分はプレイしなくてもいいけど、もう少しカーリングのルールや戦術などを知って、もっとカーリングを理解したい深く観戦したい、という人にはこのシリーズは有効だと思います。
基本的に、私がそういう人なので。
 
対象は、「平昌オリンピックでカーリングの試合はかなり見た。だから点の数え方は分かるし、ルールも何となくは分かる。だけど、戦術とかはあんまり良く分からない。」という人をターゲットにします。
そういう人、多いでしょうからね。(笑)
 

次の記事ではこの講座の第一回目として、ガードストーンについてを取り上げます。
 
 
 
予告その2。
 

私を以前から知っている人は、
「ちっ。川合はSCがオリンピック出ても男子見ないで女子専門かよ。相変わらずダセェなぁ。」
と思っていることでしょう。
 
ふふふ。
 
意外とそうでもないんだなぁ、コレが。(笑)
 
実はSCの試合も見てて、全部録画してあるんだなぁ。
オリンピック期間中は黙ってただけなんですよ。
 
このブログ、前にやっていた時に最後に付いたコメントで「是非、男子も見てください」というのがありました。
誰が書いたのかもだいたいは分かってます。忘れてないんです。
 
それは、あのとき私がカーリング場の観客席に置いてきてしまった忘れ物。
でも、忘れてはいません。
 

なので予告します。
 
「検証・男子カーリング ~SC軽井沢は攻め過ぎなのか~」
 

本当に僭越ながら、ここに踏み込ませて頂きます。
 
敦賀さんが、「攻め過ぎだ」と言う。
両角さんは、「意味が分からない」と言う。
 
真っ向から対立する日本カーリング男子。
 
それを、カーラーでもない、関係者でもない、第三者である「観客」の立場で検証します。
 
先に言っておくと、私は基本的には
「つまらないカーリングなんてクソくらえ。 見ててつまらないカーリングは、やってる側もつまらないはずだ。 もっとハッピーになれる、もっと見てて熱くなれるカーリングをしてくれ。」
というスタンスです。
 
なので、今の状況だけでは両角さんの考え方に共感します。
 
しかし、
です。
 
しかし、自分の個人的なカーリングならそれで全く問題ないと思いますが、
「オリンピックでプレイする」
という部分では、それだけでは済まされない部分があるのも事実です。
 
オリンピック日本代表には税金が使われている、という部分は事実ですし、他にもいろいろな面があるでしょう。
そこには「自分」だけが優先されてはいけない部分があるのかもしれません。
そこには自分の欲求を自重して、慎重に冷静に「勝つ」ということが求められるかもしれません。
 
そういった面では、敦賀さんの言うことにも理があります。
 
ここに挑戦します。
なにかまとまった結論が出るのかどうかも分かりません。
ですが、「観客」の立場から、ここに踏み込もうと思います。
 
 
 
そして、これから始めようとするこの2つのシリーズには、共通のものがあります。
 
それは、「日本カーリング協会の公式サイトに書いてあることと、違うことを言っている」というものになるはずだ、という部分です。
 
それは、わざと話題になるために違うことを言おうとしているのではないのです。
 
戦術とか、考え方とか、そういうものは「正しいものがひとつある」というものではない、ということです。
 
 
例えば、サッカーのフォーメーションは「正しいもの」がひとつだけでしょうか。
サッカーの戦術やスタイルは、「正しいもの」がひとつだけなのでしょうか。
 
そんなことはないのです。
 
色々な考え方、色々な方法、があるはずです。
 
先攻は、後攻に一点取らせて次のエンドで後攻に回ることを考える。
後攻は、2点以上を狙う。それが無理ならブランクエンドにして次のエンドも後攻で戦う。
 
オリンピックの中継で、まるでお経のように繰り返された話です。
 
カーリングとは、それが正しいのか。それしか方法がないのか。
 

違うんです。
色々な戦術、色々な考え方、色々なスタイル、があるんです。
 
その中のひとつの例を、お見せしたいと思っています。
 

是非、これからもこのブログをご覧ください。
 
他のところでは語られることのない、別のカーリング、をお見せしたいと思っています。