農業をしている

仕事の中に鶏の世話がある
毎日 エサをやり エサを手作りする
毎日 集卵してパック詰めして 配達する

両親はこの仕事をゼロからつくって
30年近くなる

農業をやりたいと志望してきた人に
2年もしないうちに

毎日 鶏仕事は気が滅入る 

と言われる

誰だって気が滅入ると

現場が好きだから 
屋内での卵ふきばかりでは気が滅入る

と、、。

少なくとも
両親や私達夫婦はそうではなかった

毎日乳搾りをしている酪農家
毎日配達してくれる郵便屋さん

生き物を相手にしているのだから
毎日お世話があって当たり前なのだ
届けるまでして農業が成立する

自分でひとつの仕事に責任をもてずに
ある仕事に文句をつけるのか

農業をなんだと思っている



30年ゼロから苦労して辿り着いた
両親の生き方を

侮辱されたきがした

それでももちろん意見を聞き
仕事の分担に配慮する

そうしないと続かないだろうから
経験と年数を積み重ねてもらえれば
気づいてもらえるかもしれないと

と希望を抱きながら

でもそれはきっとあまり叶うことはない

人から言われた仕事と
自ら必要として始める仕事

最初から立ち位置が違うのだから

さて

それでも
一緒に里山で農業を拓いていける人がいると
私は期待と希望を捨てちゃいけない