光、大地、今日も晴れみたい🌞
今日でこの子も30週に入ったよ
不安よりも
会えるのが日に日に楽しみになってる気がする
いつも思い出す出産があります
私にはこの子達の出産は
とても身近なものでした
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冬ごろ
その子は年明けからお腹を大きくして
春の出産に向けて過ごしていました
毎日なにも言わず
ちゃんと自分の身体と向き合って
出産1ヶ月前には おっぱいも動くのが大変そうなくらい 張っていました
実はその子のお母さんも
同じ頃に妊娠し出産の予定でした
その子は
去年の出産で子どもを死産していました
初めての出産で 朝見に行くと
赤ちゃんが産道から顔だけだして
息絶えていました
丸1日 泣かないその子を
なめてきれいにしていました
だから 今回の出産はとても心配でした
その子のお母さんは
ひとり目をとても上手に出産し
育てていました
だから 今回の出産も安心していました
ゴールデンウィークの始めごろ
朝いくと お母さんの方が
先に出産していました
子どもは2頭
でも どちらもベッタリ濡れたまま
冷たくなっていました
お湯で温めるも反応なく
お母さん自身も座り込んでしました
その日の同じ朝 2時間ほどした後
次に娘の方が出産していました
2頭の子どもは 多少濡れそぼっていたけど
元気にふるふる立ちあがり
娘はペロペロなめてあげていました
お母さんの方の子どもを埋葬し終えてから
5日目の朝
座り込んでいたお母さん自身も
亡くなってしまいました
隣で
娘と その子供たちは
それをじっと見ていました
それでも
草をたくさん食べて
離してやると走り回って
もくもくと その日々を生きている姿に
いつも勇気づけられ 尊敬しました
現実を受け入れるヤギやニワトリたち
彼女らの目が
生きながらに死んでいるのは見たことがない
いつも一生懸命 真っ直ぐ生きている
それに対し
時に家畜に理不尽を押しつけさえする
私たち ひとは
たくさんの感情を持って
豊かさや幸せを求めて生きてる
嘆いたり沈みこんで自殺したりする
ひとが特別な訳じゃない
生まれて 死ぬのに変わりはない
ただ 確かに多くのひとは
ほかの生き物より長く生きることができる
たくさんの命をいただきながら
声なきいのちの巡りに 感謝しかありません
そして
同じ哺乳類のお母さんの先輩として
私はお母さんヤギの真っ直ぐな瞳に
いつも安らぎと力をもらいます