戦いの音楽史の著者「みの」さんの著書にヒントを得てブログアップしとおります。宜しければ上記のみのミュージックさんも訪問してみてください。


シカゴブルースの父

マディ・ウォーターズの紹介

2度の大戦と大恐慌、そして禁酒法の時代


生涯は1913年4月4日 から1983年4月30日

活動期間 1941年から1983年


アメリカ合衆国のブルース・シンガー、ギタリスト。シカゴにおいてエレクトリック・ギターを使ったバンド・スタイルを展開し「シカゴ・ブルースの父」と称される。


生涯に6度グラミー賞を受賞し、没後1987年にはロックの殿堂入りを果たした。


「Great Migreation」は大移動という意味で動物や鳥の渡りの大移動にも使用されるワードのようです。Migreationはimmigrationと同義語で、厳密に言えば使い分けが必要なようです。


時期は1914年から1950年にかけての期間と言われます。1914年の第一次世界大戦は軍需産業の莫大な成長により、工場労働者に対するサービス業に従事する黒人が必要とされた。


1940年以降、第二次世界大戦による軍需産業の活性化も理由として上げられる。他にも、アフリカン・アメリカンたちが子供たちのより良い教育環境を求めたこと。


「ジム・クロウ法」による人種差別を嫌ったこと。1910年代後半に流行ったワタミゾウムシが綿花栽培地に蔓延したたも他地域に仕事を求めたこと。1927年に起きたミシシッピ州大洪水により何十万人の農夫の仕事が奪われたこと。


アフリカン・アメリカンが大移動するとともに、音楽も都市部へ持ち込まれました。そしてブルースは、新たなスタイルへと変化し始めます。

その立役者となったのが、マディ・ウォーターズです。 ミシシッピ州の出身のウォーターズは、1943年にシカゴに移り住み、ブルースにエレキギターを持ち込んでバンド・スタイルに発展させました。これがロックの源流の一つとなります。

マディ・ウォーターズの名前の由来は泥水で遊んでいたからと言われます。ただし、マディウォーターではありません。彼の名前にはが入ります。






次回のブログは大恐慌前後の映画を紹介して行きます。


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