フィールドソング

ワークソング

労働歌

そして

「越後獅子」


ミシシッピやテネシー、ルイジアナ、ジョージアといった地域に連れてこられた奴隷たちは、過酷な労働環境に置かれていました。常に農園主の監視下に置かれ、規律を守っていないと鞭で打たれることが当たり前のように行われていたのです。


そのような日々で彼らが歌っていた「労働歌」は、過酷な生活を送る上で重要な役割を果たします。歌うことで、自分自身や一緒に働く仲間たちの士気をあげるだけでなく、弾圧されることへの怒りや欲求不満を和らげることができたのです。これら労働歌のジャンルの一つ「フィールド・ハラー」が、ブルースの起源となります。(引用: みのさん)

https://a.co/2h2TUTt



ここまで読み進めて、次の文「鞭で打たれることが当たり前のように行われていた。」に思い出したことがあります。


日本の歌で「越後獅子の歌」です。急に日本の古い歌謡曲を持ち出すのも気が引けますが、この歌には一言で語ることの出来ない悲しい歴史があります。




島倉千代子は歌手になるきっかけは美空ひばりの越後獅子を聞いてからでした。





越後獅子が江戸に来たのは宝暦5年(1755年)のことで、諸侯へ召し出されて獅子舞を演じた親方が角兵衛であったから角兵衛の獅子、角兵衛獅子となったともいう。信濃川川中流部の中ノ口川沿岸の農民角兵衛が毎年の凶作や飢饉から村人を救うため、獅子舞を創案した。




映画「角兵衛獅子」

この映画は、越後獅子の少年を美空ひばりが演じました。越後獅子は、越後国西蒲原郡月潟地方から出た獅子舞。子どもが小さい獅子頭をかぶり、身をそらせ、逆立ちで歩くなどの芸をしながら、銭を乞い歩いた。



実際、江戸時代には、貧しい家の子やみなし子などが買われて、親方に虐待されながら芸をしたという例も多かったようだ。





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