侮れない「結晶」豆知識

誇りたくなる「結晶」

「結晶の秘密」


☆世界で初めて人工雪の結晶を創り出すことに成功したのは日本人なんです。


☆シニアの時代に花開く「結晶性知能」とは?

シニアは賢い! 知識の宝庫!


☆真珠も結晶の一つの形です

人を魅せるあの涙のしずくにあるストーリー


☆真珠の養殖に初めて成功した日本人


☆では涙の結晶は?



▼結晶研究にノーベル賞?


「結晶」とは、人類の歴史において、常に私たちの身の回りにある物質の一つの形態として存在しています。その典型的な「結晶」は、「雪の結晶」や、「食塩」、「宝石」など身近なものがあります。



食塩の結晶



紫水晶


▼では興味深い結晶の豆知識です。



約100年前、マックス・フォン・ラウエ博士はX線による結晶の回折現象の謎を解き1914年にノーベル物理学賞を受賞しました。



ヘンリー・ブラッグとローレンス・ブラッグ親子は結晶が原子配列して創られているものであることを、食塩の結晶のX線回折によりで明らかにし1915年にノーベル物理学賞を受賞しました。





▼日本の結晶学に貢献した人々にはあの人も!


日本における近代結晶学の始まりも100年の歴史を遡ることができます。寺田寅彦(東京帝国大学)はX線回折の実験を行い、ヘンリー・ブラッグと同じ「X線と結晶」と題する手紙を1913年に英国科学雑誌Natureに送っています。(拍手)




西川正治(東京帝国大学・理研)は繊維・薄板・粒状のX線回折図形について報告し日本における近代結晶学の扉を開きました。



その後、中谷宇吉郎(北海道大学)は、それまでの自然雪の結晶について分類学的研究の後、1936年には人工雪の結晶を創り出すことに世界で初めて成功しました。(拍手喝采!)



そして、中谷氏は寺田寅彦を「わが師」と呼んでいるのです。

さて、話しは物理学の結晶から心理学の結晶へと変わりますが、こちらも興味深く、特にシニア世代応援記事になる話題です。



「結晶性知能」と「流動性知能」

なんか難しそうな言葉ですが、流動性能力とは、流動性知能ともいわれ、新しいものを学習したり覚えたりすること。(30代~60代)


生まれながらの能力も含まれます。30代にピークを迎えて、60歳ごろまでは維持されるものです。



では、結晶性能力とは何?

結晶性能力とは、若い時に知識や経験を積んでいれば、その能力は高齢なっても維持されて、年齢を重ねても十分発揮できる能力です。



豊かな経験は、やはりシニアがたくさん持っていると言えます。



「結晶性知能」と「流動性知能」



では次に見たいのは真珠も「結晶」の層からなるというお話しです。





真珠は炭酸カルシウムの結晶がレンガ状に重なっているような構造をしているんです。こうした結晶の層のことを真珠層と呼びます。



真珠は世界最古の宝石とも呼ばれています。真珠は「月のしずく」「人魚の涙」とも呼ばれ、古くから貴重な品として扱われてきました。エジプトでは紀元前から真珠の存在は知られており、クレオパトラが酢溶かして飲んだという伝説もあります。


「月のしずく」と聞くとあの名曲、柴崎コウが歌ったメロディーが過ぎります。イニシエ感いっぱい漂う曲ですね






https://study-z.net/100185431/3



日本が真珠養殖に成功するまでの苦闘の歴史がありました。下記を参照してください。




人工的に貝の外套膜に異物を入れておくことで、貝が真珠を形成するという仕組み。ちなみに真珠形成のためになくてはならない異物ですが、これは核と呼ばれます。


何故か、「月のしずく」とか「人魚の涙」とか言われる真珠は人が様々なシーンを超えながら大人になる姿に似てはいませんか?


私たちの今までは今日の為の日々だった。

涙の日々も今日の為だったと。

詩的な結論で終わりにします。


ということで、もう、浮かんで来ましたよね。

「涙の数だけ強くなる」という歌詞の一節です。岡本真夜の歌う「TOMMOROW」です。







最後までお付き合いありがとうございました。

文章が長く、途中で端折りました。

流れが途中で途切れることもあるかも知れません。

ご容赦くださいませ m(_ _)m