☆あらすじ☆
川原(3年生コミュ症再再履修生)は1年生とグループディスカッションをすることになった!!!!
だがしかし飛び交う川原へのタメ口の数々!
早くもMP(メンタルポイント)はゼロよ!
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どうしよう、、もう私のMP(メンタルポイント)が限界を迎えそうだ。
目の前の張り切りメンズ(ハリメン)を前にして私は視界がボヤけていた。どうしてかはご想像にお任せする。
??「もうちょっとゆっくり聞いてあげようよ!!!」
そのとき、私に救いの手が伸ばされた。
同じく1年らしい風貌のあどけない女の子。
??「大体まだ名前も聞いてないでしょ?」
ハリ「あぁー!たしかに!!」
??「名前は??」
私「かわはら、、ゆ、、ゆいです、、」
??「よろしくね!ゆいちゃん!」
私はこの子を女神と名付けた。
ハリメンと知り合いらしいこの子は私にタメ口をきいてくるが、それは仕方ない。
私が3年生だと知らないんだから。
ハリメンが相手だと敬語を使ってもらえず涙目になっていたが、女神相手だとどうしてこうも穏やかになれるのだろう。
恐らく女神はコミュ症の私に同情して声をかけてくれたのである。
二つも年下の女の子に私はあろうことか同情され助けられたのであるが、私にはプライドがない。
まずはこのピンチを切り抜けることが先決だった。
ハリ「で、川原さんはどう思うの?」
私「あっ、、私はまず今回のお題には反対なんですけど、、」
ハリ「え?!俺は賛成なんだけど!!」
あれ?
いま私のターンじゃなかったっけ?
てかこのグループ私とハリメンと女神しか話してないぞ。残りのモブ3人は?ねえ。どうしたの。
ハリ「んー、じゃあ次の人は?賛成?」
モブA「あ、、はい。」
モブB「賛成です、、」
モブC「賛成側です」
なんだこの総攻撃
事前に言っておくが私はハリメンに何かをした覚えはない。
恨みを買った覚えもない。
つまりこの数分で嫌われ(目をつけられ)、もしくは悪気なく袋叩きにされたのである
もう、、だめだ
私は最終兵器を持ち出す。
この一言で私はすべての立場をひっくり返してみせる。
私「うん、まぁいろんな考え方があるよね。
私が一昨年このお題出された時は反対意見の方が多かったんだけどなぁー。
今年は 違うんだねぇー」
その瞬間、場の空気が凍るのがわかった。
これは私の必殺、貴方とは違う学年なんです作戦だ。
さり気なく違う学年ですよオーラを出すことで向こうも自然に後輩ぽく振る舞うのではないかという私の思惑である。
それは私の想像以上の反応だった。
ハリ「え、っと、、一昨年?」
私「私3年なんだよねー。あ、でも年上だからって気使わなくていいよ!」
ハリ「あ、、なんかすみません、、」
女神「ごめんなさい、、川原さん、、」
ん?
これは、、もしかしなくても、、
距離を、、置かれている、、?
その後グループディスカッションで私のターンは来なかった。
私は思った
この授業は、、とらない、、。
再再履修生はプライドを完全に捨て、まるで一年生かのごとく授業を受けような!!