古市憲寿さんの「保育園義務教育化」を読ませて頂きました。
保育園を義務教育にすると、こんなにもメリットがあるのか…
未就学児の子育てに関わった人の多くがうなずけ、関わったことのない人も、「そうだったんだ。なるほど!」とうなずける内容だと思います。
時々出てくる「おじさんたち」という表現が、曖昧だけどわかる。
想像できてしまう感じがイイ(笑)
想像できてしまう感じがイイ(笑)
セックス経験率や性欲にまで話が及ぶところでは「おじさんたち」の偏見をぶった切っていて、気持ちよくもあり、ちょっと笑えました。
「非認知能力」という言葉は流行りそうな予感。
就学前までの教育が人の一生において重要であることが、実際に行われた実験や研究を用いて説明しているので説得力がありました。
時代によって子育ての形はいろいろで、現在の子育てが当たり前でないことがわかります。
不平等・無責任・責任転嫁・無関心・我欲
そういうことを放置しておくと、国は滅びていくんだな…ということまで感じてしまいました。
男女ともに全ての世代の方に読んでもらいたい一冊ですが、少子化を問題に感じていない人ほど、読んだらおもしろいのかも。
関係ないと思っている人にもメリットがある保育園義務教育化。
「義務教育」という言葉は言い過ぎな感じを受けましたが、説明を読むと納得です。
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書店で購入したので、ここで評価。
星5つ★★★★★( ̄▽+ ̄*)