『笑顔の花』 超マニアックな考察 | きんちょ(odoriba)のブログ

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いろいろありましたが、再開しました。

奥華子さんが玉城ちはるさんへ提供した曲

 

ほかの多くの提供曲と同じように、事前に直接会って話をしてから、玉城ちはるさんの人生を反映した曲を仕上げたのらしい。

そんな話を、玉城ちはるさんが出演されたラジオで話されていました。

 

曲について、超マニアックな考察を

 

●第一印象

 構成が『心が帰る場所』だ

 

 …そう思ったのは、イントロ終わりの、歌い出し直前のピアノがそっくりだったから。

 

 『心が帰る場所』 

 

 

 『笑顔の花』

 

 こちらのほうが、キーは高いですね。

 

 で、イントロだけでなく、Aメロも譜割りが似ている。

 (メロディーは、もちろん、違っている)

 

 

●サビ前の導入は『足跡』?

 

 やはり、つなぎの前奏って、連想を働かせてしまいやすいんですかね。

 

 『足跡』

 

 『笑顔の花』

 

 

●Bメロは『手紙』

 『手紙』は、Bメロと、転調した後のCメロの大半がヨナ抜き音階 

 

 『笑顔の花』は、Bメロの大半がヨナ抜き音階

 

 これは、昔の記憶を想い起こさせ、時代をまたいだストーリーを表現するのに

 役立っているように思う。

 

 

●歌詞の展開は『セピア色』風

 

 かなり感覚的な話だが、1番の歌詞で別れがあり、2番に入ると、1番のシーンを

乗り越えて歩き出す主人公の姿や気づきが歌われているところなど、詞作の構成が

似ていると思う。

 

 

●共通するのは…

 

 時間や世代をまたいで伝わる人と人のつながり

 

 ですかね。

 

 いろいろとテーマが合致します。

 

 『心が帰る場所』は、草加市のキャンペーンソングだけれど、それが使われたアニメの

ミニドラマ『きみの待つ未来(ばしょ)へ』では、世代の継承がテーマになっている。

 

 

 『足跡』は、2024年09月25日のラガンデトーク+で奥華子さんが話していたとおり

奥華子さんがお父様を思って作った曲。

 

 『手紙』は、奥華子さんが、自分とファンとの関係は、与えたり与えられたりする

交換のようなもので、その関係が時と場所を越えて広がっていくことを表現したもの。

 

 『セピア色』は、もともと竹達彩奈さんへの提供曲で、失恋ソングのようにも見られる

が、大事な人を失ってから、その人のことを忘れず、しかし自分の足で歩き出す主人公を

描いたもの。

 

 

●ところで編曲は…

 

 イントロ終わりとか、サビ前とか書いたけれど、玉城ちはるさんの音源は、小泉信彦と

いう人が編曲しているじゃないかと言う人もいるかもしれない。

 たしかにそうなのだが、富山で華子さんに確認したところ、納品は、ピアノと仮歌に

少しの編曲を自分でして、渡したとのこと。

 おそらく、小泉さんの編曲でも、ピアノの伴奏のアウトラインは生かしているのでは

ないかと思う。逆に、一から編曲しなおして、こんなに華子節になるだろうか。