茶々が、逝きました。


あっという間でした。



一昨日夕方、呼吸が異常に早いことに気が付き、昨日午前中、病院につれていきました。


レントゲンを撮ると、本来なら映るはずの心臓の形も確認できないほど、肺が真っ白で。



他にも検査をしたところ、心臓の左房が、肥大していると。詳しく調べようにも、あまりに呼吸の状態が悪いので、酸素室にいれました、と。
この時点で、もう長くない、と思いました。

最期はうちにいさせたい。

病院で紹介された酸素室のレンタル会社に連絡すると、1時間ほどで届けてくれ、それを大車輪で組み立て、冷たい雨が降る夕方、お迎えに行きました。 

酸素室にいる茶々の姿を見て、息をのみました。
午前中にはまだしっかり頭をあげて、私を見ることができたのに、目の前茶々は、ぐったり横たわり、もう呼吸をしているだけで精一杯。

タクシーで連れて帰り、酸素室にいれると、早い呼吸の合間に、ビクッと痙攣します。
不思議だったのは、元気だった頃は、関節炎でさわられるのも嫌なくらい痛かったはずなのに、横になりながら、後ろ足をしきりに動かしていました。



そうして、しゃっくりのような呼吸が、少しずつ間遠になり、20時52分、ついに息を引き取りました。



こんな姿で、うちに来て、3年8ヶ月。
好酸球性肉芽腫。
極度の貧血。
芳しくない腎臓の値。

最初は看取りのつもりだったのが、時間をかけて元気になり


被毛も少しずつ生えてきて




知り合いのワンちゃんオーナーさんからいただいた、お洋服を着ていた時期もありました。

保護したころは、2.7キロしかなかった体重も
2キロも増えて、同時に鳴き声も態度も、どんどん大きくなりました。

腎臓のための補液も、1日2回のお薬も、ほとんど抵抗することなく、させてくれる子でした。

最近は、私が洗濯物をたたもうと座ると、必ずよってきて、ピッタリと私の右足に寄り添って香箱を組むのが習慣でした。

もう、あのぬくもりを感じることはありません。

あっという間に逝ってしまった茶々。
もっともっと、お世話させてほしかった。
もっともっと、たくさんいっしょにいたかった。

ただ、ただ、
悲しい。