一昨日。

いつもお世話になっているかわねこTNR部のTさんから、妊婦猫の引取打診の電話。


高齢男性のえさやりさん宅。

出入り自由にさせている飼い猫と、餌やりしている完全外猫、あわせて4頭の妊娠している猫がいるという。

その中には、去年生まれの、まだ身体が小さい子もいるらしい。


昨日捕獲。

妊婦猫、5頭だった。

まだ、おなかの中でそんなに育ってない子は、かわいそうだが墮胎。もう形が確認できるくらい育っている子を保護することに。


そして



小柄な三毛のお母さん。
エコーでは、2頭、お腹にいるらしい。
今朝は緊張の糸がきれたのか、大量のおしっこをしたと、預りママのHさんから連絡があった。

そして、昨日午後。
これまで何回も入っている現場に、子猫をみかけた、という目撃情報があり、捕獲に向かう。
しかし、折悪しく、春一番が吹き荒れ、捕獲器を巻いていた新聞紙すらはがれてもっていかれてしまう。家人の方に許可を得て保護を試みた猫も、バタつく捕獲器を警戒。素手捕獲も失敗。午後中がんばったが、収穫なしに終わった。
ちなみにこの現場も、高齢男性が、家族の反対を全く意に介さず、庭に何か所も置き餌をしている。この男性は、不妊手術は不承不承、協力はしてくれるが、置き餌を求めて流れてくる猫の数にはおいつかない。さらに、気に入った猫はうちの中にいれ、手術もしないため、このお宅だけで爆発的に増えている。

高齢、男性(女性の場合ももちろんある)、えさやり。
その先には、必ず避妊されないメス猫がいて、悲しい命の誕生につながっていく。

最初の一頭さえ、手術していれば。
かわいいだけでおわらせず、えさやりをするなら、不妊手術をあわせて考えてほしい。
その猫の猫生の一端に、自分がかかわっているということを、自覚してほしい。

無責任な餌やりは、悲しい猫を増やすだけだと、知ってほしい。