※閲覧注意   病巣写真あります。

ピータン君。
12歳くらい  男の子。

一人暮らしの高齢女性が、飼われていた猫さん。
昨年6月、その方が施設に入居され、それ以降はその方のおうちで、お向かいの、やはり高齢女性が毎日お世話されています。ピータン君は寒くないような工夫はされていますが、お世話の関係で、狭い玄関と、間口60㌢くらい、奥行き2mにも満たない廊下で、そこ以外には行けないよう、紐でつながれて生活しています。

お身内のお嬢さんは、ひどい猫アレルギーのため引き取れず、また、ご近所の方にいつまでもお世話になれないと、ひょんなつてで、私に里親さがしのご依頼をされてきました。

健康状態の確認と、去勢手術のために病院につれていったのですが…。






とにかく痩せている。成猫だというのに1.76㌔しかない。
そして、エイズキャリアということが判明。キャリアの特長、歯周病がひどい。
更に。


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睾丸が、異常に腫れて赤くなっていて、なめ壊したのか、表面には血が滲んでいます。検査してみないとはっきりしないけれど、癌の可能性もあるようで。
そのせいか、極度の貧血。

人懐こく、性格がよい猫さんで、初対面の私でも、なでさせてくれる穏やかな子だけに、余計その姿がつらくみえます。


依頼主さんのお話を伺うと、痩せ始めたのは二年くらい前。食欲旺盛で、日に3度、ウェットとカリカリを食べているのに、痩せる一方だったとか。睾丸がこんな状態になったのは一年くらい前からだそうで…。

わかっていたなら、こんなになる前に連絡がほしかった…。その他のことは、王様にするようなお世話をしてくださっているのに…。


治療が、難しい子です。
年齢や、エイズであることを考えると、治療しない選択肢を選ぶ方が、懸命かもしれません。


この子には、いっしょにいてくださる家族が必要です。治療してもしなくても、多分長くはないだろうこの子を、病気ごと受け入れ、家族として迎えてくださる方を、募集します。

いっしょにいられる時間は、短いかもしれません。それでも、この子を安らかに生活させてあげたいと思ってくださる方、おまちしています。