ここしばらくで、2頭の猫さんが亡くなった。


1頭は6年前、里親探しをお手伝いしたOさんの飼い猫さん。なんと、21歳のご長寿を全うし、先月、ご家族に看取られながら亡くなった。


もう1頭は、5年前、譲渡に関わったロシアンブルーさん。こちらは、たしか、まだ10歳にも満たず、癌とリンパ腫で先日、亡くなったばかりだ。


そして、双方のお宅から、亡くなった猫さんに使われていたものや、食べていたものを、「お役立てください」と、いただいた。











フードが何種類もあるのは、少しでも食べてほしい、と、あれはだめか、これはどうだろう、と色々ためされたのだろう。

高価なサプリや缶詰は、少しは口にできたのかな。

おむつや、ペットシーツがあるのは、最終的にトイレにもいけないくらいだったからか。

そういえば、亡くなる少し前でも、おもちゃで遊ぶ動画がアップされていたな。

そんなことを、いただいたお品を一つ一つ箱からだしながら考えていたら、胸がつまってしまった。飼い主様たちの想いが、ここにある。


うちにも、病気をかかえた高齢猫が2頭いる。


 たまをは、12歳。右の副腎が、少しずつ肥大していて、本当は手術したほうがいいくらいの大きさになっているが、リスクが大きい手術だし、現在取り立てて症状がないため、経過観察している。

たまをの病気は、猫にはレアなケースだそうで、ネットで検索しても、犬の症例しかでてこない。今すぐ、どうこうなるものではないけれど、あとどれくらい、いっしょにいられるのか。肥大が悪性の腫瘍によるものであれば、突然具合が悪くなり、亡くなることもあるという。



茶々は、年齢はわからないけれど、かなりな高齢。元々、好酸球性肉芽腫というアレルギー性の病気をもっていて、慢性腎炎と、関節炎もある。
腎臓病も、今すぐどうこうなる病気ではないが、過去にこの病気で、3頭を亡くしているため、先はそんなに長くないことは容易に想像できる。

そんなことを、膝にたまをを抱き、眼の前でいびきをかく茶々を見ながら、つらつら思っていると、我が子を亡くされた飼い主様たちのお気持ちが、思われてならない。