ここしばらくで、2頭の猫さんが亡くなった。
1頭は6年前、里親探しをお手伝いしたOさんの飼い猫さん。なんと、21歳のご長寿を全うし、先月、ご家族に看取られながら亡くなった。
もう1頭は、5年前、譲渡に関わったロシアンブルーさん。こちらは、たしか、まだ10歳にも満たず、癌とリンパ腫で先日、亡くなったばかりだ。
そして、双方のお宅から、亡くなった猫さんに使われていたものや、食べていたものを、「お役立てください」と、いただいた。
フードが何種類もあるのは、少しでも食べてほしい、と、あれはだめか、これはどうだろう、と色々ためされたのだろう。
高価なサプリや缶詰は、少しは口にできたのかな。
おむつや、ペットシーツがあるのは、最終的にトイレにもいけないくらいだったからか。
そういえば、亡くなる少し前でも、おもちゃで遊ぶ動画がアップされていたな。
そんなことを、いただいたお品を一つ一つ箱からだしながら考えていたら、胸がつまってしまった。飼い主様たちの想いが、ここにある。
うちにも、病気をかかえた高齢猫が2頭いる。
茶々は、年齢はわからないけれど、かなりな高齢。元々、好酸球性肉芽腫というアレルギー性の病気をもっていて、慢性腎炎と、関節炎もある。
腎臓病も、今すぐどうこうなる病気ではないが、過去にこの病気で、3頭を亡くしているため、先はそんなに長くないことは容易に想像できる。
そんなことを、膝にたまをを抱き、眼の前でいびきをかく茶々を見ながら、つらつら思っていると、我が子を亡くされた飼い主様たちのお気持ちが、思われてならない。