注目度ナンバー1! ~佐藤摩弥候補生 其の①
最後の候補生ピックアップは、勿論この方にトリをつとめていただきます。
佐藤摩弥候補生♪
・・・・なんだか膨大な記事になりそうなので2回にわけて書きますね。
私は彼女の
目
目
目が大好きです
内面からにじみ出る強さが表れている感じですね。
堂前さんの実況風フレーズでいうと「小さな巨人」です。まさに
モトクロスで使用していたバイクの方が座高は高いのですが、
オートレースの競走車の方がかなり重い、というお話もしていました。
始めはバイクスタンドに立て掛けるのも一苦労だったと振り返っています。
確か身長は150~1cmくらいしかないと記憶していますが、
この中山候補生のバイクと、↓↓
違いがわかりますか???
実は佐藤候補生のCDI(黒いボックス=コンピュータです)がシートの外付けになっているのです。
身長と比例してシートの位置を低くしているため、
ぐいっと押しだされて、この様に外付けになっているのです♪
ね♪通常はシートの下に収納されています♪
佐藤候補生の指導に当たっているのが
吉田幸司師匠
『いつでもテーマを持って走ってほしい、何事も意識をしながら走ることが大事だ』と話していました。
《いつでも提案はするけれど、最終的には自分で決めてほしい》
という方針のようです。
それを象徴する出来事がタイヤのリムでした。
リムは 候補生も養成所から使用している鉄と、
それよりも軽いアルミの二種類あります。
(写真の様な金色のものが大体アルミだった気がします)
選手の好みの問題になってきますが、
軽い分スタートが浮きやすいという欠点はあるものの、
オートレースはやはり軽いと有利に働くので
今は選手の中では鉄よりアルミの方がやや主流のようです。
選手も色々練習で試す中、
佐藤候補生も初めてフロントリムをアルミに変えて練習へ。
ですが・・・・・
すぐさま違和感を感じ、
吉田師匠や若井選手にアドバイスを仰いだものの、
すぐさま鉄に戻していました。
ハンドルもたくさんたくさん話しあった結果
うんとハンドルの長さをかえています。
まだ整備・乗り方が未熟であると
師匠や先輩のいうことが”絶対!!”というケースもあるようですが
(なんせよくわからないわけですから)
佐藤候補生の場合は、最終決定権は自分に、という感じで育てられています。
吉田師匠曰く、
「体の大きさが違うから、本人にしかわからないことですからね」と。
整備の合間も先輩選手と一緒に他場のレース中継を見て
「ここで●●選手はこういう判断をしてこういう走りになったから参考にね」
などというアドバイスに真剣に耳を傾けていました。
すべてにおいてスポンジの様な吸収力です。
そして他の候補生に引けをとらないたくましさを兼ね備えています。
平成生まれ・スタート早い・そして女性。
おおいに話題を集めている佐藤候補生。
でも話題だけじゃない。
彼女ならきっとレーサーとして魅力的に走ることは間違いないと思います
とても長い記事になってしまいましたが、後ほど 番外編をアップします
おまけ *☆*:;;;:*☆*:;;;:
よく選手が整備用語で使う「リムの狂い取り」。
レースであれだけのスピードを出しているわけですから、
リムが結構歪むんだそうです。
「狂っちゃったところを取ってあげよう」という雰囲気かしら。
一つ一つ歪んでいるところを探し、
それをしめていく。それを回して曲がっていないか目視します。
はっきりいって相当目が疲れるし、なんといっても腰にきます
あ~らよっと!!!!
・・・・と楽しげな掛け声を出す選手は、、、、、残念ながらいません。
みなさんもくもくと作業しています。
船橋28期・平川博康選手、ご協力ありがとうございました!(6月18日撮影)