当院では胸の真ん中を切る正中切開でも可能な限り傷を小さくしている事は前回の記事で書きましたが、今回はさらに小さな傷で行うMICS手術について書いていきます。

 

 MICS手術とはMinimally Invasive Cardiac Surgeryの略後で、低侵襲心臓手術と訳しミックス手術と読みます。

 

 通常の正中切開と比べて小さな傷で行う手術の総意で使われる事が多いです。

 

 MICS手術の中でも色々ありますが、当院では弁置換手術はもとより、バイパス手術もMICS手術で行っております。

 

 

 

 こちらはMICSバイパス手術の患者様の傷です。MICSバイパス手術は左の肋骨の間から手術を行い、傷の大きさは8-10cm程度です。

 

 MICS手術は骨を切らないため、骨の感染が起こらず、傷が小さいため術後の体力低下が起こらず、早期の仕事復帰等が必要な患者様にも向いていると考えます。

 

 

 

※当院はハートセンターという心臓病に特化した病院です。ベッド数は100床程度とコンパクトですが、すぐに検査から治療まで行える強みがあります。心臓病と言われた方、ご不安な方はいつでもご来院・ご連絡またはコメント下さい。様々な方法を用いて、患者様それぞれに合った医療をお届けしております。尚、患者様の了承を得て画像を載せさせて頂いております。