5月の末に、母上が運転する車(スズキ・エブリイ)が、信号待ちの時に追突されました。

 車の損傷は、リアバンパーの変形とリアゲートのへこみで、大きな損傷ではありませんでしたが、母上は気分が悪くなり、救急車で病院へ搬送されて、首と右腕にリハビリが必要な程のケガをしてしまいました。

 通常なら、人身事故の処理で、事は進むはずですが、事故の加害者と加入保険会社が最悪でした。

 事故の加害者は70歳代男性でしたが、この爺さんがから曲者でした。事故が日曜日で、翌日の月曜日に、父上が車の修理の入庫手続きを進めると、なんと、翌日になっても保険会社に連絡しておらず、なおかつ、この爺さんは「逆ギレ」をした模様で、父上もキレて、我が家が加入する損保ジャパンさんを介して代位請求で処理を進める事になりました。

 そうしましたら、加害者の爺さんが、加入する保険会社に連絡して、先方の保険会社との交渉になりました。

 しかし、この保険会社の対応も「クソ」で、メガ損保とは思えないレベルでして。車の保険処理も、入庫後一週間経っても担当者が状況を確認しないわ、治療費関係の書類の発送は遅いは、書類を受け取っても連絡もないわ、散々な状態で。

 極めつけが、母上のケガを疑い「個人差はありますが」とか、下手すれば事故が原因じゃないのではみたいな事を複数回にわたり言い、母上も電話応対のがかなりストレスになり、しまいには、「治療期間が二か月以内で終わるなら、救急搬送からリハビリ費用等をお支払いしますが、それ以上になりますと調査します。」とか、事故から一月程で言い出し、更に「調査次第では、今までの費用は、一切お支払い出来ない場合があります」とか、治療を早々に終わらせるように圧力を掛けて来ましたのでいい加減見るに見かねて、私が対応に当たりました。

 話しているうちに、保険会社の担当者に言ってしまいました「保険に加入するのは、リスクの移転でしょ。事故に発生時に保険金が支払がされないじゃ、保険に加入する意味が無い」、「お宅の会社は、保険会社の体を成していない。自賠責の範囲上乗せしか出来ないなら、存在意味が無い」などと言い、最後には、「もう電話をかけてこないでくれ」まで言ってしまいました。

 そんな事で、電話を切った後に冷静になり、保険会社の言い分が保険処理の通例かなと思い、一般社団法人日本損害保険協会の「そんぽADRセンター」に電話で質問をしてみました。

 『事故の相手方の保険会社が、自賠責保険で認められるケガでなければ、治療費等を一切支払わず、救急車で病院に運ばれた時に支払った費用すら支払われない可能性があると言われました。』とそんぽADRセンターの方に言うと「それは、酷すぎますね。」と言われました。

 そこで、色々と教えて頂き、尚且つ、『自賠責保険の被害者請求』の方法も教えて頂きまして、更に、『保険会社への苦情申し立て』で担当者変更をお願いしました。

 翌日には保険会社より、新しい担当者から電話が有りました。しかし、また「保険に加入するのは、リスクの移転でしょ。事故に発生時に保険金が支払がされないじゃ、保険に加入する意味が無い」、「お宅の会社は、保険会社の体を成していない。自賠責の範囲上乗せしか出来ないなら、存在意味が無い」、「母親は疑われて、精神的に追い詰められた」、「労わりの言葉の一つも無い」などと言ってしまいました。

 新しい担当者は、最初の担当者の上席で、損保ジャパンさんによる『代位請求』を案内してきました。

 その日の夜に、父上に保険会社とのやり取りを話すと、父上の勤務先が、もめている保険会社の代理店でもあるので、会社の保険担当から保険会社に言って貰うことになりました。

 そうしましたら、二週間程後に保険会社から電話が有りましたが、担当者の対応が『借りてきたネコ』状態でした。やはり、代理店パワーは利きました。

 しかし、どうも父上の会社の保険の担当課長が、保険会社の対応が気に入らず、メインの取り扱いの損保ジャパンさんでの代位請求となりました。

 保険の担当課長は、相手方の保険会社の事故処理担当と話しをした様で、父上に「あいつは、ダメだ」言ったみたいです。

 今回の事故で、母上の代わりに家事をしなくては成らないは、保険会社とのやり取りは、疲れるは、途中に損保ジャパンさんとの電話は録音されるは、散々でした。

 事故を起こして、保険会社の対応が悪いと、被害者から「恨みを買い、かち込まれる」可能性があることを身をもって理解しました。

 今回の事故のせいで、料理をする能力は進歩しましたが、結構きついです。