「チッチとサリー」と聞いて心ときめく乙女はすでにオバサン? 失礼。。
話は秋の夜長にチッチと鳴く虫の音。
数週間前、夜眠りにつこうと布団に入ったら、寝室のどこからか「チッチッチ」と虫の音が断続的に聞こえてくる。 しばらくして鳴き止んだかと思ったら、また「チッチッチ」と。
気になって明かりを点けて部屋じゅうを点検しても、音色の主は見つからない。
諦めたら、ほどなく眠ってしまったようだ。
朝、目を覚ましリビングに行くと、部屋のどこかでまた「チッチッチ」が。
目を凝らしてふと目線を食器棚の方に移すと、なんと取っ手の部分に小さな虫。
しばらくすると、その虫の尾がブルブルっと震え、そこから例の美しい音色が「チッチッチ」と。
犯人というか、その声の主が見つかった。
失礼ながら、あの美声とは似つかわしくない姿で。
昨日の夕刊の記事で、この虫が「カネ子」、いや鳴くのはメスを求めるオスだから「カネ雄」?
実名「カネタタキ」と判明した。
それからというもの、我が家にはお金が「ザックザック」ということには未だなってない。