みなさま、こんばんは。
いのちを守る 参議院議員 川田龍平です。

今週は、衆議院の予算委員会が開催されている中、

任期6年間という参議院の特性を生かした、
中長期的な調査会の質疑が行われました。

 


この2月に3回開催される予定です。


自分が所属する国際経済・外交に関する調査会では、

昨年から3年間にわたり、海洋に関するテーマで

参考人質疑や議員間の自由討議など行われています。

 


自分も今年から参加しているので、
質問を作るのもなかなか大変です。

参考人の方々のご意見を拝聴して、
そのお話をもとに、質疑させていただくのですが、

事前に通告もしていないので、全てアドリブになります。

委員会質疑などとは、また違った緊張感があります。

また3時間ぶっ続けの長丁場なので、

トイレに立つタイミングも難しく、

参考人のみなさまにも、本当にご苦労いただいています。
ご協力、誠にどうもありがとうございます。

自分も、2巡目の最後にただ一人だけでしたが、
質問させていただきました。

北極海での資源の問題の他に、
地球温暖化の影響により、
北極海の氷結が小さくなって、
船が航行可能になることによって、
航路ができ、南回りよりも2/3の距離で、
日本からもヨーロッパへ到達できるということだそうです。

 

 

しかし、そのためには、
ロシアの近海、沿岸を通ることになり、
ロシアの影響力が強まることは避けられないということ、

またイヌイットなど、先住民の主権など、国による決定だけではない、

コンセンサスをいかに実現するか、重要な話し合いが行われています。

 


カナダ、デンマーク(グリーンランド含む)、ノルウェー、

ロシア、アメリカの5カ国だけで行われた北極海会議に対して、

北極協議会は、5カ国プラス、フィンランド、アイスランド、

スウェーデンの8カ国の他に、

 

常時参加者(PP,Permanent Participants)として、

北極圏に居住する先住民団体6団体(アリュート国際協会・北極圏アサバスカ評議会・

グイッチン国際評議会・イヌイット極域評議会・ロシア北方民族協会・サーミ評議会)が加わっています。

 


北極圏の先住民の立場がいかに尊重されるのか、

また持続可能な開発について、

環境破壊されないための決まり事にどこまで関与できるのか?

 


日本もまた、オブザーバー国として参加し、

今年5月に日本で北極協議会が開催されるにあたり、

日本のイニシアティブが大変、重要になってきます。

日本の独自外交を示せるのかどうか?

先日の参考人質疑の様子をYouTubeにアップしていますので、ぜひご覧ください。
https://youtu.be/Xrv2KU9k2eI

 

🐲いのちを守る 参議院議員 川田龍平🐲