楽天(4755)は4営業日続落(6月13日) のフォローアップです。

 

6/17、9時半の始値、高値、安値は

  • 806円、806円、782.7円

で5/30以来の800円割れです。楽天モバイルは4月30日からプラチナバンドの試験運用を始めました。明日で7週間です。順調であれば5月の連休明けにアナウンスしたのでしょう。プラチナバンドのアンテナはNokia製、「完全仮想化…」でキャリアアグリゲーション(CA)の実装はどうなっているのでしょうか?総務省の「プラチナバンドの再割当て」に関するタスクフォースでは先行3社のバンド幅縮小による「フィルター」、「レピータ」の設置は不要で、コストもかからないと豪語していた記憶があります。

 

楽天モバイルは2月に資本準備金の縮小を発表しました。

 

ソフトバンクのように日本テレコムを買収して光ファイバ網を整備、ボーダフォンを買収して携帯キャリアに新規参入、プラチナバンド獲得までの7年間、基地局をひたすら増設、プラチナバンド獲得後にイー・アクセスを買収といった地道な努力がないように感じます。

 

S前首相の言葉を借りるなら楽天株は4割下げる余地がある』でしょう。

 

(10AM、追記)

10時時点での安値は777円になりました。2024年の最高値は920.5円なので▲40%は552円です。2022年の最安値は500円割れの466円でした。

 

私は「楽天市場」がAmazon のような倉庫や流通網がないサービスに疑問を感じています。運送業者は疲弊しています。

 

(0PM、追記)

私の調べた限りでは、NTTドコモソフトバンクEricssonAUNokiaの無線機器のようです(両方をベンダーに選んでいる社もあるようです)。

 

さて株価は10:30に775.1円の安値で、前引けは777.6円でした。上記に書いたタスクフォースの議論はHPに公開されてからウォッチしてブログに書いていました。楽天モバイルのY社長は威勢のいい主張でした。私はプラチナバンドと1.5、1.7、2、3.4 GHzの周波数帯での負荷分散(ロードバランス)はかなり高度な技術力が必要に考えています。NTTドコモでも「パケづまり」があります。多数のスマホが掴まえやすいプラチナバンドを掴むと、振り分けは絵では書けますが、実際の作業は熟練したネットワークエンジニアが全国の拠点ごとに必要になります。東名阪なら人材が確保できても各県ごとに多数のネットワークエンジニアが必要でしょう。東京23区一斉でなくて、例えば楽天グループ本社のある世田谷区で6月※※日からサービスインといったアナウンスはしないのでしょうか?

 

楽天モバイルは技術ジャーナルがないようなので分かりませんm(._.)m

 

(3PM、追記)

NTTドコモの2010年に発行されたテクニカルジャーナルです。先行3社と楽天モバイルとの間にはキャリア・アグリゲーションに関して10年の技術格差があることになります

https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol18_2/vol18_2_012jp.pdf

 

さて、終値は786円、VWMPは782.6円、出来高は26,921,900株でした。

 

「一番やさしい5Gの教本」の著者の藤岡雅宣氏はKDDIからEricssonの日本子会社のCTOを務めておられました。携帯キャリアが契約しているベンダーはよく調べる必要があります。