「万博協会」の十倉雅和会長、石毛博行事務総長、副会長の吉村府知事松本正義・関経連会長はメディアに取り上げられることが多いです。

(6/14、以下コメント追記:弁護士出身の知事は「黒を白、白を黒」とすり替える能力に長けているように思います。在阪民放と某劇団は「※※、推し」です。「顔」と「口」があってテレビ映つりはいいのでしょう。コロナ禍での「うがい薬」、某国立大学発ベンチャー企業による「大阪発ワクチン開発」、利用率数%の「大規模治療・療養センター」の開設。最近では「無料招待」、ライドシェア、「0歳児に選挙権」、…。言葉に「誠」が感じられません。)

(6/14、6:30AM、以下コメント追記:愛知県の神田真秋元知事は「万博推進派」として「反対派」の候補を破って当選しました。弁護士出身ですが、反対派との対話集会を重ねました。吉村知事も弁護士ですが、かなり手法が違うように思います。「反対派」の意見は無視、批判的な記者は記者会見には「出禁」、指名をしない…。万博についての「事実」と自分の「意見」が混在しています。テレビ映えはするようです。万博の「安全性」については「文系」では根拠のない言葉が出るだけです。メディアも甘やかせているのか、万博担当の副知事がいるので、そちらに質問すべきことです。『大屋根は見ると感動する』というのは個人的な意見です。文系は「人」を言い負かせれば勝ちですが、「理系」は自然が相手です。農業従事者も自然が相手です。)

 

副事務総長について少し調べました。

東川(とかわ)直正副事務総長. 会場運営局、危機管理局及び交通局の事務に関すること。 

田中清剛副事務総長. 整備局の事務に関すること

 

3/28のメタンガスによるガス爆発事故については4/20に整備局長が記者会見しましたが、企業であれば執行役員以上、「万博協会」であれば副事務総長以上の対応になるのかと私は考えています。

 

ガス爆発事故であれば危機管理局を所掌する東川氏、整備局を所掌する田中氏が同席するのでしょう。教育旅行の安全性を担保するのは「万博協会」トップの責任ですが、会長、事務総長、

吉村府知事松本正義・関経連会長は「文系」です。

 

東川副事務総長は京大大学院工学研究科土木工学専攻修了で国土交通省の元キャリア官僚、近畿地方整備局長、田中副事務総長も京大大学院工学研究科土木工学専攻修了で大阪市入庁、大阪万博担当の副知事でした。

 

「理系」なので、論理的な方針がまとめられることを期待しています。『工学」に関する土地勘がなければ、「安全」に関する知識は疎かになりがちです。

 

(6/14、追記)

「本質安全」という言葉があります。かつて日本の全自動洗濯機は「フタを開ければ回転槽が停止する」という考えでしたが、欧米では「回転槽が停止しなければフタが開かない」という設計思想でした。

 

大阪万博の会場の夢洲は浚渫土砂、建設残土、産業廃棄物等の埋め立て地です。「廃棄物処理法」では浚渫土砂はマニフェストの対象外です。メタンガスが発生するのは当初から想定できることですし、現にガス爆発事故が起きたグリーンワールド工区には「ガス抜き管」が約80本設置されています。

 

江東区の若洲(わかす)海浜公園は1970年代に埋め立てが終了して、ゴルフ場もありますが「火気厳禁」です。

 

私は事業所の安全管理の責任者だったこともあります。肩書としては「総括安全衛生管理者」で、毎月の安全衛生委員会、消防訓練の開催も業務でした。実験廃液の処理施設が環境基準以下かどうかは環境計測の企業の測定データを所轄の保健所に提出していました。

 

そのようなことから、夢洲でのガス爆発事故は「起こるべくして起こった」と考えています。普通なら夢洲は会場には選びません。大阪府内でまとまった広さの「遊休地」で残っていました。

 

少し話がそれますが、EVバスの火災が世界各地で起きています。リチウムイオン電池は燃えると消火が困難です。充電中の「熱暴走」しての火災や破損による火災が原因です。

電気自動車やスマホのバッテリーの爆発(6/13)

 

「コスト」だけで選ぶと問題が起きることもあります。某国製のEVバスも安全審査は通っています。かつてリチウムイオン電池は航空機の機内持ち込みは禁止されていました。現在は100 Wh以下は持込可です。