タイトルと画像は6/12付、朝日新聞(大阪本社版)30面(社会欄)からです。「公費天国」問題を追求した蜷川大介・元大阪市政取材班キャップが執筆でした。
私は大阪府北部に住んでいるので、大阪市の行政や関淳一・元市長(在任期間:2003-2007)についてはウォッチしていませんでした。
私は大阪市生まれで、物心がついた頃は中馬馨元市長(在任期間:1963-1971)。大阪市長は歴代、助役(現在の副市長)から市長で、市幹部と職員組合との馴れ合いが続いていました。
下はラスパイレス指数の推移です。私は元国家公務員ですが、給与は大阪市>大阪府>国が続いていました。天満橋の合同庁舎に机があった時は大阪府の職員との面識がありました。人によるのでしょうが、『国家公務員よりも自分たちの方が上』という意識の方もいたように記憶しています。
1990年代に大阪市は「ハコモノ行政」を続けました。現在の大阪府咲洲庁舎のコスモタワーやATCは合わせて2000億円超、可動式の夢舞大橋は635億円、現在の京セラドームは約500億円。ビルの中にジェットコースターのある「フェスティバルゲート」は8ゾーン合わせて500億円。
(1PM、追記)
歴代市長は
- 第12代、中井光次、1955〜1963、東京大学出身
- 第13代、中馬馨、1963〜1971、早稲田大学出身
- 第14代、大島靖、1971〜1987、東京大学出身
- 第15代、西尾正也、1987〜1995、京都大学出身
- 第16代、磯村隆文、1995〜2003、大阪市立大学出身
- 第17代、関淳一、2003〜2007
までが助役経験者でした。
(4PM、追記)
2014年12月に書かれたプログです。
(9:30PM、追記)
上記のリンク先のタイトルは「負の遺産」です。大阪万博については2兆円を超える「経済効果」の試算が発表されています。言葉も数字も一人歩きしています。大阪万博の建築物の殆どは終了後に解体撤去されます。「万博協会」:2,350億円に日本政府の日本館、大阪府・市の大阪ヘルスケアパビリオン(保存の方向)、「タイプA」の海外パビリオンを合計すれば4千億円でしょうか?
- コスモタワー:1995年3月竣工、総事業費1,193億円
- ATC:総事業費3,065億円
- 大阪ドーム:総事業費等745億円
- フェスティバルゲート:1997年7月開業、総事業費340億円