タイトルは読売新聞のwebニュース(2024/03/03 11:00)からです。

 

机上の空論」は得意でも、出来上がりは「絵のない額縁」と2億円トイレ、「タイプ A」の海外パビリオンは30カ国+αになるのでしょか?1970年万博の立役者の一人の故・堺屋太一氏は大阪府大阪市生まれで東京大学経済学部卒でしたが、建築設計事務所でのアルバイト経験もあったそうです。当時は30代でした。「万博協会」の No.2は千葉県銚子市出身で70歳超です。私は「三現主義」(現場、現物、現実」と乖離した議論ばかりだと一向に「前進」しないと見ています。海外パビリオンほかを請け負った建設会社は「完工検査」が終わらないと残りの工事代金が回収できません。予定通り進んでいれば、前倒しでも完成させたいでしょう。「万博協会」の誰が「工事間調整」できるのでしょうか?

 

私の理解では大阪万博には問題が見受けられます(※)

(※ 「見受けられる」と書いたのは、政府、大阪府大阪市、「万博協会」、及び「大阪万博、推し」のお歴々が否定しているからです)

  • 2億円トイレ
  • 大屋根の建築と海外パビリオンの建築の調整が上手くないと「絵のない額縁
  • 海外パビリオンのいくつかは個別空調
  • 海外パビリオンの内、5カ国は10月までに躯体工事、外壁工事が終わらない
  • 11/30に販売開始した前売り券の販売状況は5万枚/週で目標は700万枚
  • 1万人募集のボランティアは4千人。締切は4月末
  • 万博アンバサダーのM氏は活動停止中 
  • 2億円トイレも含めて大阪市が用意する上下水道配管との接続のシミュレーションはどうなっているのか分からない。
  • 高機能トイレばかりだと電気、上下水道が必要。Grand Hyatt を普段、利用する人は、トイレに近づくとトイレの蓋が開くことを知っている。トイレに蓋は必要か?

11/30から販売開始して1/31の集計なので3カ月です。販売期間は10/13までなので、後32週です。45週の販売期間なので29%が経過したことになります。事前予約が10月なので、電子チケットということもあり、「不振」です。

 

個別空調については地域冷暖房に必要な部品の調達が間に合わないとかの理由です。ただ、下のレイアウト図では熱供給は大屋根の外のようです。