画像は2/10付、読売新聞、24面(地域欄)からです。大阪府府立高校の進学希望が多いです。トップ校が並んでいます。北野高校天王寺高校茨木高校大手前高校高津高校三国丘高校、が偏差値の高い府立高校です(偏差値は75〜70)。中でも文理学科の人気が高いです。

 

偏差値が75で上位0.6%、70で2.3%、60で16%です。 

総合学科

北野高校は阪急電鉄「十三駅」の西にあります。府下全域からの受験ができるようになり、京都大学合格者数は全国トップです。医学部や東京大学を志望する場合は中高一貫の灘高校がトップ校です。

 

公立中学校から府立高校に進学する場合には学区によってランク分けされています。私は大学に無理して進学することを目標とせずに、服飾、調理や看護学校等の専門学校に進学するのがいいと考えています。

 

(3PM、追記)

大阪府の18歳人口は8万人弱です。偏差値70以上ならトップ校のいずれかには合格する可能性があります。北野高校なら、そのうちの2割は東大、京大や医学部に合格する可能性があります。大学に入学できても、さらに優秀なのは上位の2割ぐらいです。

 

(4:30PM、追記)

約半世紀前に京都の理学部生でした。大学院入試の倍率は5〜10倍でした。中には医学部(6年制)の医師免許ある人が受験していて、大学院入試のトップだったと記憶しています。親が医者の家庭なので、本人は「医師免許」を取得したので、自分の興味のあることに転身したそうです。この方を含めて同学年が200〜300人いて、トップ1割は「人財」でした。大学の他学部や分野が全く異なる服飾、調理の世界でも専門学校のトップクラスは世界で活躍しています。「モノ」を創れる才能を持った人は、どの分野でも尊敬しています。「弁が立つ」人でも実社会での経験がない人は困り者です。「人罪」です。

 

(7〜9:30PMにかけて追記)

私や妻が府立高校に通学していたのは半世紀前で、子どもらが高校に通学していたのは2001年〜2010年頃なので、現在の最新情報には疎いです。北野高校は大阪府下の公立高校ではトップ校で、比較になるのは山中伸弥博士が卒業した教育大附属高校天王寺校舎、灘高校ぐらいです。リチウムイオン電池の吉野彰・旭化成フェローは北野高校出身です。川端康成は茨木高校出身でした。中学、高校時代から大阪府に住んでいた人は卒業した高校名を聞けば、中学、高校での成績のレベルがわかります。灘高校は北野高校と同レベル以上です。中学校で学年トップクラスです。利根川進博士は確か灘高校→京都大学理学部(訂正、灘高校は野依良治博士で、利根川進博士は日比谷高校) 、本庶佑教授は洛星高校(訂正、山口県の宇部高校)→高校京都大学医学部でした。京都大学は西日本の秀才が集まります。数学のフィールズ賞の広中平祐博士は山口県、国際数学連合総裁だった森重文博士は愛知県出身でした。国際電気通信連合の標準化の事務局長の尾上誠蔵氏は兵庫県加古川東高校→京都大学工学部→NTTドコモで「4G LTE の父」です。暗号分野では三菱電機の松井充・情報セキュリティ技術部長は京都大学理学部数学研究科の修士修了です。青色LEDの故・赤﨑勇博士は鹿児島の高校→京都大学理学部→松下電気産業を経て名古屋大学教授でした。コンピュータ科学者で京都大学総長経験者の故・長尾真博士は三重県出身でした。なぜかノーベル賞、フィールズ賞は西日本出身者が多いように感じられます。

 

ダイヤモンドオンラインの2018年の記事を見つけました。

 

2023年12月9日号 

新・理系エリート 170大学&754学部・学科 ランキング

 

残念ながら「運営交付金」が減らされて、研究力がある国立大学は旧7帝大と東京工業大学ぐらいです。ノーベル生理学・医学賞では東京大学理三からの受賞者はいません。トップ中のトップクラスなのに不思議です。予め答えがある問題を早く解く能力や記憶力は優れているのでしょう。一方で、答えがあるかどうかも分からない問題を考え続ける能力は「秀才」ではなく「天才」の能力が必要です。数学の難問中の難問の「ABC予想」の解を見つけたとされる望月新一・京都大学数理解析研究所教授は米国の Princeton大学を飛び級でした。

 

ニュートリノの故・小柴昌俊氏は愛知県→東京大学理学部、オートファジーの大隅良典博士は愛知県→東京大学理ニ、量子コンピュータの素子開発の中村泰信博士は東京都立川高校→東京大学工学部→NECなどで中高一貫の開成高校、麻布高校、筑波大附属ではありません。

 

小惑星探査機「はやぶさ」の川口淳一郎JAXAシニアフェローは青森県の県立高校→京都大学工学部→東京大学工学研究科です。東京都のトップ高校は秀才揃いには違いありませんが、学問の最先端の研究分野には不向きでしょうか?中高一貫という「特殊空間」に6年いると「多様性」がなくなるのでしょうか?謎は深まります。センター試験を90%以上の正答率というのは驚異的です。

 

文系トップの東京大学文一は理系に比べると正規分布が下に下がるので、見かけ上は偏差値が75という数字になりますが理系に比べると5点ぐらい「カサアケ」されています。普段は「大学」についてはブログを書きませんが私立大学では入学試験の期間中です。私は理系なので理学部、工学部には蘊蓄がありますが、医学部、文系はほとんど知りません。文系では東京大学文学部卒の故・大江健三郎氏はフランス文学で渡辺一夫氏に師事しました。愛媛県の松山東高校→東京大学文ニでした。

 

合格可能性50%の目安となる共通テストの「ボーダー得点率」は、文科一類・二類・三類が86%、理科一類88%、理科二類87%、理科三類92%だった。合格可能性50%の

米国も難関大学のHarvard、MITはBoston州、カリフォルニア州立大学のBerckley校、Los Angels校、Stanford大学は California 州、Princeton 大学はNJ州?で、首都の Washington DC や金融・経済のNY州とは離れています。ドイツのMax-Planck研究所はドイツ中に研究所があります。関東圏の方が理系でも文系でも情報が豊富ですが、世界トップを目指すならカリフォルニアのシリコンバレーでしょう。生成AIのアルトマン氏はStanford大学を中退?Microsoft のBill Gatesは西海岸のワシントン州からHarvard大学中退です。現在、Microsoftは時価総額トップです。

 

思うに地方の公立校から難関大学に合格できるのは「天才」、中高一貫校で難関大学に合格するのは「受験秀才」なのでしょうか?職場は東大、京大出身の博士だらけでしたが、確かに英語力は東大の方が優秀に感じました。私の大学の大学院入試は専門科目が800点満点、語学は20点で第二外国語は辞書持ち込み「可」でした。周りは「博士」ばかりなので全く自慢にはなりませんでした。あって当たり前の世界でした。

 

(11:30PM+、追記)

将棋界では大山康晴氏は岡山県倉敷市、羽生善治会長は埼玉県、中原誠氏は鳥取県、谷川浩司氏は兵庫県、渡辺明氏は東京都でバラけています。囲碁界は韓国、中国がトップです。井山裕太氏は大阪府東大阪市、一力遼氏は宮城県出身です。

 

大阪市内生まれで大阪府在住なので、東京は魅力ある都市です。人材も豊富です。反面、生まれも育ちも東京、親、祖父の時代から三代、東京生まれというのは本当は良くないのかしら?ファストリは山口県山口市、孫正義氏は福岡県です。平成の「渋澤栄一」の故・稲盛和夫氏は鹿児島県出身でした。

 

(2/14、追記)

つらつらと考えています。生まれた場所が関東圏ならデフォルトで東京大学を選ぶでしょう。関東圏は全人口の2割弱なので、東京大学を志望する受験生にマスは多いです。理系なら東京大学>東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学、文系なら東京工業大学の代わりに一橋大学が序列です。

 

大阪府では京都大学の他に大阪大学、神戸大学があります。東京大学、京都大学は理系でも地歴公文の科目で成績上位でないと合格する可能性は低くなります。大阪府の受験生のトップクラスは無理せずに東京大学ではなく京都大学志望です。山中伸弥博士は神戸大学医学部でした。