能登半島地震の復旧にどれくらいの年数がかかるのでしょうか?神戸新聞のデータと私の経験を書きました。雪の積もる寒冷地で、道路の復旧、全壊、半壊した住宅の撤去には困難を伴います。現時点では5年先、10年先の見通しを立てることは難しいですが、高齢者が自分自身と財産を守るには、それぞれが判断することになります。

(9AM、以下コメント追記:阪神・淡路大震災では当時の貝原俊民知事(旧自治省出身)が苦労されました。被害額は約10兆円でした。大学人も河田恵昭・関西大学社会安全研究センター長や室崎益輝・神戸大学名誉教授らが精力的な提言を行った記憶があります。どのような形で復興するのかは、現在の石川県知事が中心にならざるを得ません。1年前のトルコ地震はほとんど復旧していないようです(要確認))

(11AM、以下コメント追記:今日の毎日新聞1面トップの見出しは『災害廃棄物244万トン』と『石川県推計 県内ごみ7年分』でした。重要なのは「正確」な情報を一元的に管理することです。将来的にどこに住むかの判断は難しいと思いますが、住民の何割が元の場所に住みたい中を「正確」に把握することです。自治体職員は警察、医療機関、学校関係者も含めて被災者です。公務員は雇用が確保されていますが、居住地や勤務先を変えることもできます。いざとなったら「国」がなんとかしてくれるという発想は期待しないことです。誰か首相だった人の言葉では「自助、共助、公助、そして絆」です。)

 

1995年の阪神・淡路大震災神戸新聞にまとめられています。廃棄物の量は8年分、仮設住宅からの退去に5年を要しました。

 

私たち家族は大阪府北部に住んでいて1月17日に、これまで経験したことのない揺れで目が覚めました。中古住宅に家族5人で住んでいました。その中古住宅は築古年になったので6、7年前に解体して更地にして(※)、家の建て替えをしました。仮住まいへの転居があり引越しが2回になりますが、何よりも隣、近所は顔馴染みの人ばかりで、2回に分けて断捨離できるメリットがあります。独00立した子どもにとっても自分たちが通った小学校、中学校があり、近くには友人がいるので、帰省して友達を呼ぶこともあります。

(※ 家財を運び出して、足場を組んで、ユンボが取り壊し、1週間程度でした。)

 

現在は70歳を超えているので、当時は60代半ばでした。つらつらと考えるとタイトルの内容です。目安としては築年数が30年程度なら、家の建て替えをするか、マンション住まいの選択でしょう。70歳を超えると体力の衰えを感じます。

 

築30年で居住者の年齢が70とすると足して100になります。家、家財は個人の財産です。