楽天グループのドル建て債の発行(2月4日)の派生ブログです。
楽天グループの4Q決算発表は2月14日です。2023年決算では表面に出ないドル建て社債は何を意味しているのでしょう?楽天グループが出資している米国の衛星携帯ベンチャーのASTS社の株価は3$前後(2.84$)で出資した時の株価の10$前後を下回っています。楽天モバイルの設立は2018年1月10日でした。前CEOのTreq Amin氏はサウジアラムコの携帯キャリアのCEOです。楽天シンフォニーの米国社長は退任しました。私なら「損切り」です。
(11AM、以下コメント追記:2024年1月31日付のプレスリリース遠見ています。
- 発行総額:1800百万ドル
- 発行価格:額面の97.830%
- 利率:年11,250%
- 償還期間:2027年2月15日
- 払込期日:2024年2月6日
為替レート次第ですが将来、円高になれば「成功」です。)
(0PM、以下コメント追記:2/14の本決算で有利子負債額、設備の減価償却費がでます。無線基地局の4G資産は減価償却が済んでいなくても先行する3社には不要でしょう。能登半島地震ではNTTドコモとKDDIは共同して船上基地局を出しました。ソフトバンクはJRの子会社だった日本テレコムの光ケーブルを使っているのでしょうか(要確認)。鉄道線路は道路のように寸断はなかったのでしょう。
(参考:ITメディア
- ドコモは17日に、立ち入り困難箇所を除き応急復旧を発表。
- KDDIは、進入困難カ所を除き、1月15日に応急復旧(UQ WiMAXについても1月16日に応急復旧)した
- ソフトバンクはKDDIは、進入困難カ所を除き、1月15日に応急復旧(UQ WiMAXについても1月16日に応急復旧)した
以上、追記)
以下は再掲です。
2024/2/1付日本経済新聞 朝刊
記事を引用すると
楽天グループは31日、ドル建ての無担保優先債の発行条件を決めたと発表した。年限3年で、利率は年11.25%。利回りは12.125%となる。
楽天グループの1/29〜2/2の株価の週足は
- 688円、689.9円(1/29)、621.1円、632円
でした。ドル建て債の利率は年11.25%です。ニュースが出てから株価が急落した印象です。日本企業としては過去最高となる利回りで、いわゆるジャンク債です。株式投資をしていますが、年に10%の利益は簡単ではありません。確実に3年後に償還されるなら妙味があるのでしょう。
今年の年初来高値は1月29日の689.9円でした。私は翌日に670円前後で売って、現在は100株だけのホルダーです。2023年6月28日の466円が底だとすると上がっていますが、携帯キャリア事業を始めるまでの株価は>千円でした。「桃栗3年、柿8年」という諺がありますが、もうそろそろ撤退してはと個人的には考えています。
12/6の取引終了後に楽天グループが楽天銀行株を海外市場で2550万株、売却することを発表しました。今度は1/26の取引開始前にドル建シニア債の発行を発表しました。格付けはBBでジャンク債一歩手前です。利率は10.25%で発行額は10億ドルです。
…
2019年12月期から赤字決算です。
- 2019年12月期:▲319億円
- 2020年12月期:▲1142億円
- 2021年12月期:▲1338億円
- 2022年12月期:▲3729億円
- 2023年12月期(1〜9月):▲2084億円