NHKのwebニュース(タイムスタンプは15:17)

 

大阪万博の建設費用の上振れは昨年夏ごろから報道されていました。公明党大阪府本部は今日が「初会合」です。私は国会と同時並行で公明党が検証委員会を開催するのは重複だと思います。独自に大阪府大阪市の予算の検証をするなら意味がありますが、国の予算の使途は国会の場で質すべきです。検証委員会の委員長は杉ひさたけ参議院議員です。

 

一部を引用すると

このあと会合では、会場建設費の増額の要因などについて、経済産業省の担当者から説明を受けたということで、委員会は、今後、検証の結果を提言としてまとめたいとしています。

経済産業省の担当者が霞が関から出向くのでしょうか?国土交通大臣公明党です。大阪万博の準備が能登半島地震の復旧・復興の支障とならないかどうかを確認してはどうでしょうか?

 

大阪府の19の小選挙区で自民党は全員落選し、「維新」が15議席、公明党が4議席、比例区の近畿ブロックで「維新」が10議席、自民党が8議席、公明党が3議席等でした。

 

 

私は万国博覧会を開催する意義はあると考えていますが、会場を浚渫土、産業廃棄物等の埋立地の夢洲(大阪市北港処分地)にしたのは問題があると考えています。2015年に松井一郎府知事(当時)が会場を夢洲に決めました。

(大阪商工会議所の「EXPO2025 大阪・関西万博 誘致活動の軌跡」)

https://www.osaka.cci.or.jp/2025expo/kiseki/ex2025kiseki.pdf

 

(4日、追記)

どうも「維新」 vs 公明党の印象です。中央では自民党と連立政権です。大阪は「維新」と住み分けています。大阪万博にはプラスとマイナスの両面があります。プラスの面は特に外国、国際機関のパビリオンを見ることで知識が拡がります。前回のドバイ、次回のサウジアラビアのリアドは遠いです。マイナスの面は「費用、コスト」です。大阪万博に行くことで得られる「恩恵、ベネフィット」は京阪神に在住しておれば交通費は片道で千円程度です。入場券、交通費と昼食代で1万円以下です。関西圏以外の居住者は宿泊費、交通費をかけて夢洲まで出かけるかどうか?入場、パビリオンへの入館とも事前予約が必要なようです。一泊ではなく連泊なら事前予約が必須です。企業が購入する前売り券は民間パビリオンや日本館、大催事場への優先入場はできるのでしょうか?政治家や経済人はVIP待遇でしょう。1970年万博では故・松下幸之助氏は「松下館」に行列に並んで入館したそうです。待っている間の不都合がないのか「おもてなし」の精神で並んだとあります。

 

つらつらと書きましたが、「恩恵」「と「費用」の天秤です。大阪市民の負担は建設費他で2.9万円/人です。

 

政府、吉村知事等は「経済効果」を唱えます。経済効果を試算したアジア太平洋研究所は関西企業系のシンクタンクです。「万博協会」の副会長とだぶる役員がいます。「恩恵」>「費用」なら開催の価値はあります。11月30日から販売予約が始まった前売券は1月22時点で約42万枚です。約5万枚/週で1年間で250〜300万枚です。家族旅行でも行先、日程を決めるのは早くて半年前です。