昨年の11月21日に書いたブログです。昨年は総務省でプラチナバンドの再割当てについてのタスクフォースが開催されていました。

周波数割当ての電波政策④ 日経新聞の社説(11月21日)

 

周波数割当ての電波政策③ 28 GHz帯の基地局はシェアリングが好ましい(9月24日)

周波数割当ての電波政策② 各社のシェアと基地局数(9月21…

周波数割当ての電波政策① (9月20日) の続きです。

 

21日付けの日経新聞の社説です。

やや、楽天モバイル寄りの文調に感じましたが、最後に[…投資体力がなければ、基地局などの整備が進まず、せっかくの電波資源が有効活用されない恐れもある。それでは困る。』と結ばれていました。私は最初から「経営体力」はなかったと考えています。

 

米国はVerizon、T-mobile、AT&T の3社、ドイツは第4の携帯キャリアの1&1社の年初からの株価の下落率は約40%です。唯一、フランスで新規参入したF社の経営者はコンピュータの知識があるグザビエ・ニール(XavierNiel、1967-)がオーナーです。フランスでは基地局などの設備の共用策があります。少し調べれば、欧米先進国の状況は分かるでしょう。電波政策が理解できていなくても、株価が楽天に対する評価です。私は最初から第4の携帯キャリアは不必要だと考えています。

 

 

 

以下は再掲です。

電波の強度は、①距離の2乗に反比例、②周波数の2乗に反比例します。28 GHz帯は、プラチナバンド(700〜900 MHz)に比べると、同じ距離で1/1600〜1/900で減衰することになります。不勉強なので分かりませんが、5G自動運転IoTのニーズが主体で、個人レベルでは4Gで十分だと考えています。何よりも「通信障害」が起きない対策が必要だと考えています。

 

下記は再掲です。携帯キャリアは競って基地局を建設してきました。欧州では基地局の共用が進んでいるようです。

 

 

 

パワポは 周波数割当ての電波政策① (9月20日) からの再掲です。

 

 

 

 

  • ,405、4G:176,041、5G:6,580
  • 楽天モバイル、3G:0、4G:18,413、5G:1,148

楽天モバイルは2022年6月末時点で4Gが47,556。個人的には、プラチナバンドがないから繋がりにくいのではなく、基地局数が足りないことによると考えています(要確認))

シェアリングでの費用負担は携帯キャリア同士の「バイ」で決まるのか、欧州の事例が参考になるのでしょう。以下は私の個人的な意見ですが、総務省は一部の政治家の顔色を窺っていて、電波政策を歪ませてきたように思います。

 

(0:30PM、追記)

リンク先は2018年の  NTTドコモテクニカル ジャーナルです。指向性のアンテナであれば、1 km 離れていても送受信が可能なようです。

 

https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol26_1/vol26_1_005jp.pdf

 

5Gでもプラチナバンドを使い続けるのかどうかは素人なので分かりません。場所が決まっている基地局同士やDU/CUとは距離が離れていても低遅延の28 GHz帯を使うのでしょうか。それとも、光ファイバが敷設されていれば、10 Gbpsの伝送速度、波長多重にすれば数十〜数百 Gbpsなので、光ファイバでしょうか。