リンク先は朝日新聞です。13日付けです。
理系(医学部、理学部、工学部、薬学部、農学部)への高校別合格者数が掲載されていました。それぞれの入学定員は、医学部:107、理学部:311、工学部:955、薬学部:80、農学部:300です。
東京大学は3年次に進路振り分けがあるのに対して、学科別になっています。京都大学理学部は理学科だけの単一で、数学科、物理学科、化学科、生物学科、地球物理学科の志望の学生をランダム?にクラス分けします。別名、「就職む理学部」で多くは大学院進学しますが、博士課程に入ると就職先は却って減ります。
(参考)
京阪神で京都大学合格者数の多い高校(6月6日)の姉妹ブログです。
- テーマ:大学(含む獣医学部)
京都大学合格者数の多い京阪神+奈良県の高校、ベスト8は
- 北野高校:81人
- 洛南高校:76人
- 東大寺学園:64人
- 堀川高校:59人
- 大阪星光学院:56人
- 天王寺高校:47人
- 甲陽学院:47人
- 灘高校:44人
数字はソースで異なる場合があります。灘高校の第一志望は東京大学と医学部です。
https://www.inter-edu.com/univ/2023/jisseki/kyodai/ranking/
各高校で学級数は調べていませんが、中の上の成績なら合格するのでしょう。
私は半世紀前に大阪の府立高校から京都大学理学部に現役合格しました。3年間、クラストップだったので、最初から京都大学でした。
(5PM、追記)
私は東日本の高校は名前しか知りません。近畿以外の中国・四国・九州の進学校では、東京大学>京都大学の順序のようです。現在の1学級あたりの生徒数は知りませんが、10クラスあってトップは1人です。成績順の上位から2〜3割が「中の上」でしょう。
少し調べると北野高校の入学者数は360人(12学級)です。上記の81人は現役、浪人を合わせた数で、現役は62人でした。上位から20%(東京大学の現役合格者数は8人)なら合格圏ということになります。阪急電鉄十三駅の西で、通学路に繁華街があります。灘高校や北野高校のような「超難関高校」で頑張るよりも、クラストップの方が「自己肯定感」が高くなります。
高校の勉強が好きであれば勉強すればいいですし、別の進路があるなら、その方がいいでしょう。
(6:30PM+、追記)
大阪府以外に住んでいる人は、北野高校からの京都大学合格者数がトップである理由が分かりにくいと思います。かつての学校群制度ができる前の日比谷高校と同様に、大阪府全地域から北野高校への進学が可能です。天王寺高校は理数科は大阪府全域から進学可能です。どうしても東京大学という小中学生は灘高校に進学します。
(8PM、以下コメント追記:大阪府では学区制が撤廃されて、どの高校にも適用されるようになったようです。普通科を廃止して文理科にした高校もあります。文章の一部を削除します。)
関東圏には全人口の3割が住んでいて、最高学府への進学希望者が全国にいるので東京大学に合格するのは京都大学よりも難しくなります。毎年、発表されるTHE大学ランキングでは東京大学と京都大学は30番台と60番台ですが、旧帝大、早慶とは大きな差があります。私は京都大学>早慶だと思います。