トリレンマとは3つの条件を同時には、全て満足できない関係です。

 

私は情報・通信業には土地勘があるつもりです(かつてCIO補佐でした)。

 

携帯キャリアの基地局数(12月15日) から再掲

楽天モバイル基地局数、シェア(加入者数)、時価総額

  • 上のグラフで52,688局、2.2%、0.97兆円
  • 5月26日現在:(調査中)、2.4%、0.916兆円

でした。携帯電話料金は2,980円/月です。悪く表現すれば、「安かろう悪かろう」です。携帯キャリア情報。通信業には珍しく月次で結果が分かる業態です。本来なら、小売業・飲食チェーン店のようなIRを望んでいます。

 

上のレーダーチャートは設備投資額を入れて更新予定です。設備投資額の7割は基地局建設と言われていましたが、5G、データセンターへの内訳が必要です。数字やグラフは分かりやすいのですが、数字が「一人歩き」することがあるので、注意が必要です。

 

某社は人口カバー率が99.9%と言っていますが、ローミングではキャリアアグリゲーション(CA)はありません。先行する3社(NTTドコモKDDIソフトバンク)は従量制です

(個人的には、私がCIO補佐だった時は自宅や外勤先で職場のイントラを監視するので、数百jobsでも月に10万円近く使っていました。現在の携帯電話料金は高くないと考えています。)

 

総務省の無線通信行政担当はネットワークの知識は十分にないように思います(要確認)。小泉純一郎政権の時代から総務大臣は評価していません。ドイツは日本と殆ど同じ国土面積ですが、山岳地帯は南西部、島嶼部は殆どありません。日本は中山間地域が多く、島嶼部も多いです。そのような地理的条件や先行3社の「家族割」のサービス実態を無視して、おかしな先進国等(NY、ロンドン、パリ、ソウル等)との比較をしていました。比べるなら「スイス」でしょう。

 

また、4G普及率は先進国+韓国の中ではトップでした。総務省は「おかしな」指標を使っています。人口カバー率も同様です。通信品質を比較すれば、4社の違いが明確になります。

 

(11AM、追記)

私の勤めていた職場には高さが2㍍以上の19インチラックが千台以上ありました。光ファイバ(FC、fibre channelの転送速度は26 Gbps で波長多重(FWBM)で太平洋間の通信で最大でTbpsが可能でした。国内で唯一の Tier 1 のNTTにはお世話になりました。)

 

(0PM、追記)

折角なので、歴代の総務大臣

  • 竹中平蔵:2005.12-2006.5
  • 菅義偉:2006.5-2007.8
  • 増田寛也:2007.8-2008.9
  • 鳩山邦夫、佐藤勉
  • 原口一博、片山善博、川端達夫、樽床伸ニ
  • 進藤義孝、高市早苗、野田聖子、石田真敏、高市早苗、武田良太
  • 金子恭之:2021.10-2022.8
  • 寺田稔:2022.8-2022.11
  • 松本剛明:2022.11-

東大法卒は鳩山邦夫、片山善博、岸田首相になって金田恭之、寺田稔、松本剛明です。元首相、前首相時代にはおかしな大臣がいます。民主党政権の原口一博は東大文学部卒業、川端達夫は京大工学部大学院修了、樽床伸ニは大阪大学経済学部卒業でした。民主党政権の時代の方が大学歴は上です。明治大学、神戸大学、一橋大学、法政大学、上智大学では京大、大阪大学よりは高校の学力レベルでは下です。武田元大臣は早稲田大文学部卒業でした。