私は十数年来、株式投資を続けています。殆どが「大企業」ですが、ベンチャー企業にも少し投資しています。

 

時価総額トップは不動のトヨタ自動車です。携帯キャリアでは④NTT:15.2兆円、⑦KDDI、10.3兆円、⑳ソフトバンク:7.3兆円です。楽天Gは161位で9800億円でした。

 

(9:30PM、以下コメント追記:2月10日時点では、4社の時価総額ランキングは、④←④NTT:13.9兆円(14.0兆円)、⑦←⑦KDDI:9.1兆円(9.3兆円)、⑮←⑯ソフトバンク:7.3兆円(7.1兆円)、139位←135位楽天G:1.0兆円(1.0兆円)でした(括弧内は前回)。

1月27日時点では④←②←④NTT:14.0兆円(13.8兆円←14.1兆円)、⑦←⑦←⑦KDDI:9.3兆円(9.4兆円←9.5兆円)、⑯←⑫←⑭ソフトバンク:7.1兆円(7.2兆円←71兆円)、135位←149←141位楽天G:1.0兆円(0.94兆円←1.0兆円)でした(括弧内は前回)。今や携帯電話は電気・ガス・水道と並ぶ重要インフラです。数十年前の許認可権のある省庁の担当課長なら呼びつけるのでしょうか?)

 

私は日本には第4の携帯キャリアは過剰投資だと考えています。したがって、楽天モバイルには辛口です。

(23日6PM、以下コメント追記:23日の終値は596円(前日比-17円(▲2.8%))で、

時価総額ランキングは163位、9,494億円となりました。「クシクシ」)

(24日4PM過ぎ、以下コメント追記:>1兆円は154社になりました。ランキングは164位、時価総額は9,300億円となりました。)

 

下の年表は2022年9月に書いた周波数割当ての電波政策① (9月20日) からの再掲です。、

昨年12月にも携帯キャリアの基地局数(12月15日) で、

下記のパワポに示したようにNTTドコモKDDIソフトバンクは2015年から4G LTE advanced でキャリアアグリゲーション(CA)をサービス開始しています。

と書きました。今や小学生(失礼_(._.)_)でもスマホを使っています。授業ではタブレット端末も使います。ただし、無線通信技術は日本で自動車電話が普及しはじめてからでも30年以上の歴史があります。先行するNTTドコモKDDIソフトバンクは莫大な研究開発投資、設備投資を行っています。

 

楽天モバイルについて正しく書くと「悪口」になるので書きません。タイトルは「事実」です。年表に書いたように4G LTE advanced からでも先行する3社は2015年から競って商用サービスを開始しています。

 

さらにはソフトバンクは2003年6月にボーダフォンを1兆7500億円で買収して、2003年からiPhone 3の独占販売を開始しました。最後発のソフトバンクでも10兆円を超える設備投資を行っています。楽天モバイルはせいぜい1兆円台半ばです。基地局数は57,358、加入者数は454万人でシェアは2%です。ボーダフォンの買収には設備だけでなく技術蓄積のあるエンジニアも含まれています。後から追いつくにはM&Aで設備と人材を手にすることです。

 

政治力はあったのかもしれませんが、携帯キャリアの「肝」は「ヒト」です。