IIJ(3774)の一時急落は暗号資産の米国企業の経営破綻絡みだったのか?(11月12日
のフォローアップです。
22日付け日経新聞の記事です。私が情報システム部門の統括をしていた20年前は「日経コンピュータ」、「日経システム構築」がありました。現在は「日経クロステック」他を出版しています。IIJはプロ中のプロです。
IIJは1992年12月の創業のISP(インターネット・サービス・プロバイダ)の老舗です。直接の取引は無かったように思いますが、AS番号の「2497」です。私もハンドルネームが登録されていました。IIJの株価時価総額は約4,600億円ですが、そのうちに2倍になって、携帯キャリア事業が低迷している某社に追いつくでしょう。
書き出しを再掲します。
私は携帯キャリア(MNO, Mobile Network Operator)は3社、その他はMVNOで十分だと考えています。携帯キャリアは多額の設備投資、研究開発投資が不可欠です。グローバルで世界に伍して成長するために必要な莫大なリソース(ヒト、モノ、金)が必要です。鈴木幸一会長も勝栄二郎共同CEOも文系ですが、世界の著名人との関わりがあります。谷脇康彦元総務省総括審議官の処遇には批判がありますが、菅義偉前首相による、自分の長男が就職した東北新社の厚遇が発端なので、政治家本人が政治責任を取らないのであれば、谷脇氏を顧問→副社長に処遇するのは妥当な判断のように感じます。1992年12月の設立以来のオーナー経営者としての判断なのでしょう。
チャートを更新します。2つのチャートの下の1月からの推移の下欄に決算指標をピックアップしていますが、増収増益でした。何故か10日に急落しました。暗号資産については現在は関係がないようです。
株の格言に「噂で買い事実で売る」と「噂で売り事実で買う」があります。株の世界は難しいです。急落時に「狼狽売り」は禁物です。
10日付のIIJのブレスリリース
「本日の日本経済新聞報道について」
https://www.iij.ad.jp/ir/news/2022/pdf/20221110_J.pdf