国公立大学の前期試験は25、26日でした。受験生の皆さん、お疲れ様です。

 

久しぶりに電車に乗って京都に出かけました。本当は京都市内の桂に行きたかったのですが、端折って大山崎京都新聞を買いました。

 

 

京都大学は世間の注目を浴びる大学です。少し前は百万遍交差点に「こたつ」を出しました。今回は「ポニョ」です。このような記事は京都新聞を買わないと読めません(ネットでは分かりますが…)。

 

 

桂キャンパスは何回か行きました。山の上の方で天気がよければ京都市内が見れます。工学部も伝統のある学科は吉田キャンパスです。私が入学した半世紀前に比べると手狭になっています。

 

 

私は大学願書は郵送せずに大学事務局に持っていきました。試験当日は当時は市電が走っていたので、東山通から百万遍まで乗車したのでしょう。電車賃は25円でした。合格発表も当日、見に行きました。今から思えば「ヒマ」だったのでしょう。

 

京都大学は秀才(※)を育てるのが得意ではありません。いわば「放し飼い」なので、運がよければノーベル賞です。友人は博士だらけなので殆ど自慢にはなりません。

(※ 「秀才」は予め答えが分かっている問題を「早く」解ける人です。「天才」は答えがあるかどうかも分からない問題を考え続ける能力です。大学入試と異なり「模試」はありません。演習で自分と同級生の能力差は自ずと分かります。確かに「天才」はいます。)

 

私は大学入学は通過点でした。元々「就職む理学部」なので、4年後は大学院入試でした。当時の大学院入試は数学科は「産児制限」で数人しか合格者を出しませんでした。物理学科は2教室あって、片方は5倍、もう片方は10倍でした。倍率とは関係なしに、勉強できた人が合格でした。半世紀前の思い出です。