16日の午後に京都市内で第40回全国都道府県対抗駅伝(全国女子駅伝)が開催され、京都府が優勝しました。京都新聞社が共催しているので記事が豊富です。

 

 

第4区(4キロ)の不破聖衣良(敬称略、群馬・拓殖大学)は2018年の廣中璃梨佳(長崎・長崎商高)のこれまでの区間記録だった12分32秒を更新する12分28秒の区間新記録でした。不破選手は2018年に3区(3キロ)を走って区間賞でした。廣中選手は第9区(最終区、10キロ)の区間賞で、全国女子駅伝では無敗が続いています(アッパレ)。また、第4区では仙台育英高校の主将の米澤奈々香(宮城・仙台育英)が廣中選手の区間記録に迫る力走でした。米澤選手は名城大学に進学するので、大学の長距離界での活躍が期待されます。

 

 

拓殖大学の五十嵐利治監督は、有森裕子高橋尚子を指導した故・小出義雄監督の下でのコーチ経験があるようです。不破選手はすでに女子長距離界のトップランナーの一人です。2024パリ五輪を目指して、故障がないように大成して欲しいと思います。

 

下の表は日本記録の一覧です。田中希実(兵庫・豊田自動織機TC)は1区の走者で区間2位でした。

福士加代子(青森・ワコール)は最後の駅伝となりました。お疲れさまでした。

 

(4PM、追記)

田中選手は1999年、廣中選手は2000年、不破選手は2003年生まれなので、2024年パリ五輪まで、まだまだ伸びることが期待されます。トップアスリートほど練習過多になるので、故障しないことを願っています。

 

(22日、追記)

上の表では新谷選手が30歳を超えていて、廣中、田中、不破選手は20歳前後です。それぞれの選手、男女差があり、陸上長距離選手の選手寿命は分かりませんが、五輪2連覇のケニアのキプチョゲ選手は30代後半です。

 

新谷選手は3月に東京マラソンの予定です。怪我なく準備ができることを願っています。