国内外の政治・経済・社会の動きを知るために、私は利害関係者が誰なのかを考えています。ここでは、「トリレンマ」と言う言葉を「3者の間の利害関係」という意味で使います。

 

画像は今日発売の週刊文春の表紙と目次、記事です。「文春砲」です。

 

 

 

かねてから問題となっている黒川検事長の定年延長問題が、あっけない幕引きとなりそうです\(^o^)/。

 

安倍政権がうまく回っている時には、安倍首相菅官房長官、中央省庁(霞が関)の関係は良好に思われました。黒川検事長は1957年2月8日生まれなので、検察庁法では63歳で退職することになっていました。それが、今年1月末の閣議決定で任期延長が決まりました。

 

河井克行・前法相の事実上の更迭の後、森まさこ法相も迷走が続いています。黒川検事長安倍首相に近いという説と菅官房長官に近いという説があります。

 

私は、安倍首相菅官房長官法務省の3者の間でトリレンマが生じていると見ています。誰が仲間外れになっているのでしょうか?法務省に限らず、中央省庁(霞が関)の国家公務員は「国民全体の奉仕者」です。官邸が森まさこ法務大臣を操(あやつ)れても、法務省全体、法務省OB、国民を操れなかった結果です。

 

(わざと一カ所、誤字があります。桃色は初入閣、柿色は70歳超です)

 

(9時半過ぎ、追記)

最高検察庁検事総長と次長検事、高等検察庁検事長は「認証官」なので、任命権者は

法務大臣ではなく、内閣総理大臣です。各府省の事務次官以下が各府省の大臣の任命であることと相違があります。