今日の全国紙(朝日毎日日経読売)朝刊を見ています。関西在住なので大阪本社版です。昨日、15日は全国戦没者追悼式でした。

今日の全国紙1面トップは揃バラけました。朝日は『黒潮大蛇行 長期化』のヨコ見出しと『カツオ 和歌山豊漁・気仙沼激減』(金山龍太郎)毎日『戦争 「反省といふ字入れねば」/憲法 「再軍備の点 堂々と改正』のヨコ見出しとと『昭和天皇 政治的「肉声」 』【和田武士日経中国GPS網について(貴田和宏、橋本慎一、久能弘嗣)読売  『不登校 学校介さず調査』ほかでした。

(あと書き)

昭和天皇拝謁記は第一級の貴重な記録です。詳しくはNHKも新聞もよく見ていませんが、吉田茂・元首相の印象を「思い付きで語る」と評していたことが面白く思いました(ニュアンスが違うのかも知れません)。

 

私は、個人的には現在の世界情勢は、日露戦争があった2004-2005年(明治37〜38年)以降に似ていると捉えています。

 

明治維新は「薩長土肥」(薩摩藩(鹿児島県)、長州藩(山口県)、土佐藩(高知県)、肥前藩(佐賀県))が主体でしたが、西南戦争(1877年)、明治14年の政変(1881年)で、薩摩藩、佐賀藩は遠ざけられました。結果的に長州閥だけが支配するようになりました。

 

自分の身内を重用し、政敵を弱体化させる手法は、現政権そっくりです。「思いつき」と「一億総ざんげ」で戦争責任を忘れる吉田茂・元首相とも相似形です。

 

(4PM、追記)

慶應義塾大学を開いた福澤諭吉は中津藩(大分県)出身で、医学(蘭学)から科学全般、語学(英語、中国語)の知識も豊かだったようです。大隈重信は明示14年の政変で政府を去り、早稲田大学を開きました。戊辰戦争(1868-1869)では、旧幕府軍は「朝敵」として明治時代も疎んぜられました。

 

明治維新以降の歴史は中国、韓国との関係も含めて、支配層による歴史観で語られます。元号が令和となり、ますます、明治はおろか、昭和も遠くなりつつあります。歴史に学ぶことは大事です。