日比谷松本楼は日比谷公園内にあって、何度か行ったことがあります。孫文(1866〜1925)と梅谷庄吉(1869〜1934)は一生涯の深い友情と親交で繋がれていました。(故人なので敬称略m(__)m)

http://www.matsumotoro.co.jp/

 

明治維新以来150年の節目のようなので、少し日本の将来と関連づけて考え始めています。衆議院総選挙は言ってみれば、「打ち上げ花火」のようで、所詮(しょせん)は一過性です。これからの日本がどの針路を辿るべきなのかは、選挙では決められません。

 

さて、下の表は在留外国人数(法務省HPから)と人口(総理府統計局HPから)の発表資料を基に、主だった都府県について、上位9位までと全国を比較したものです。

 

 

政令指定都市は人口>50万人、中核市は人口>20万人なので、東京都は政令指定都市、愛知県と大阪府は中核市に相当する在留外国人が在住しています。黄色の背景は全国平均よりも高い都府県を示しています。

 

(あと書き)

以上は、少し私の考えがありますが、事実をまとめたものです。以下は私の意見です。

 

私は、外国人が住みやすい都市は、日本人にも住みやすいと考えています。大阪市のHPは英語、中国語、韓国語、その他の言語のページがあり、地下鉄の表記、アナウンスも同様です。たまに、心斎橋から道頓堀、難波あたりに出かけると、外国人が本当に多いです。一頃は整列乗車しなかったので、まさしく「アジア」的です。

 

大使館は接受国の首都に置かれますが、アジア諸国の領事館は大阪市がほとんどです。なぜかフランスの領事館は京都市にあります。中国と韓国の領事館は政令指定市以外にも全国主要都市にあります。

 

そのようなことを背景に、上の表を見ると、これからは「脱亜入欧」から再びアジアに門戸を開く時期だと考えています。大阪府、兵庫県、京都府は国内外の観光客も多いです。京都市は人口に占める学生の数が日本一(約10%)です。大阪市、神戸市や京都市の繁華街は国際都市です。また、福岡県は韓国、中国に近いですし、愛知県、静岡県も外国人在留者が多いです。

 

一度、関東圏に住みつくと、他地域への移動は難しいのかもしれません。それならば、中部圏近畿圏九州圏を国際特区にすれば、外国人が住みやすいようになるのかなあと考えています。近畿圏は近年の気候変動で温帯から亜熱帯になりつつあるようです。

 

近畿圏九州圏はアジアとの歴史的なつながりが深く、「アジア特区」にすれば、IR(複合型リゾート)に血道をあげるよりは生産的だと思います。まだ、東京23区内に比べれば地価は安いですし、聞きなじんだ方言があり、出身地の近い人が一緒に、グループホーム、ケアハウスなどで暮らすようになれば、独居老人の問題も解消するでしょう。老親の介護は約20年の経験があるので、折をみて、別の機会に書いてみようと思います。

 

(10PM、追記)

少し説明不足を補うと、農業従事者の平均年齢は65歳を超えています。日本人の若い人が農業に就かないのであれば、移民政策を推し進めてはというものです。農業はこれからも、労働集約型です。

 

かって、開拓で北海道に渡った人たちがいます。世界中にも日本人をルーツにもつ人たちがいます。ただ、アジアの人たちが日本を目指すかどうかは分かりません。

 

京都、大阪、神戸には在日の外国人が多く住んでいます。大阪の天王寺区、生野区、東成区の境界にあるJR鶴橋駅の近くは「コリアタウン」です。ハングルは読めませんが、商店街にはチマチョゴリが飾られています。神戸市の元町界隈は中華人街です。