総合病院は大雑把には、①内科、②外科、③小児科、④整形外科、⑤麻酔科、⑥放射線科、⑦病理診断科、⑧産婦人科などがあります。獣医学どころか医学にも疎いですが、病院となるとなじみがあります。沢山の医師、看護師、臨床技師が働いています。

 

これからの類推で、獣医学部/獣医学科では上記のような診療科目に対応する知識を習得するのでしょう。大動物(牛、豚など)、小動物(イヌ、ネコ)、家禽(ニワトリほか)など動物種によっても専門が分かれるのでしょう。

 

ヒト・モノ・カネ」は、どんな組織にも当てはまる3要素です。今回は「ヒト」の集団、「組織」について書きます。全国の大学は今夏にオープンキャンパスを実施しました。また、当然ですが、アドミッションポリシー、教員紹介、シラバス(講義内容)などは公開されています。岡山理科大学獣医学部(仮称)の仮ページがありますが、アドミッションポリシー、教員、シラバスなどの公開はなく、現段階では「絵のない額縁」状態です

 

26日の朝刊1面トップで、毎日は『加計新学部 認可を保留』の見出し、産経は『加計獣医学部 認可保留』の見出しでした。保留の理由は『学生の実習計画などが不十分だ』とされていします。実習は少人数のグループに分けて、教員のほか、教務助手であったり、実習先の牧場で働く従業員の手が必要でしょう。いわば、獣医学部/獣医学科の「キモ」でしょう。解剖や動物の診察/手術ほか、手間がかかりそうです。

 

加計学園理事長(KAKE)、吉川泰弘(YOSIKAWA)獣医学部長(就任予定)、頭文字を繋げるとKYです。誰にもKYがしていることは分かりません。文部科学省が獣医学部新設を受け付ければ、認可されると信じていたのでしょうか?2007年から構造改革特区で申請していたのですから、準備万端と思っていたのですが、何だったんしょう?吉川泰弘氏は、教育/研究経歴が豊富な方のようですが、病理学が専門のようです。最初に書いたように、病理学は一つの診療科目に過ぎません。一番手間暇のかかる実習計画が不十分というのは致命的ではないでしょうか?

 

(過去のブログ記事)

「ヒト・モノ・カネ」(12)(8月25日)

ほか

「ヒト・モノ・カネ」(2)(8月18日)

「ヒト・モノ・カネ」(1)(8月18日)

(データ集として客観的に、書いています。若干、私の個人的見解が入りますm(__)m)

 

(8AM、追記)

加計学園獣医学部は「教育の質」で保留にされてしまった!

というブログ記事を見ました。

 

情報過多の時代なので、欧米メディアの Twitter も含めて、多数見ています。マスコミ(新聞社、TV局)の報道内容は玉石混交です。新聞は全国5紙を全部見ることもあります。せめて、執筆記者の署名入りにしてもらえると、取捨選択できるのですが、社の方針か何か分かりませんが、「金太郎飴」で「提灯記事」があると「反面教師」と思って読みます。

 

英語のメディアでは、端的に辛辣な文言が並びます。ABE と KAKE、MORITOMOで、加計問題については、another scandal という表現があります。「別の」という意味なので、森友学園と加計学園を合わせて判断しているようです。