子曰く、

君子の天下に於けるや、

適もなく、莫(ばく)もなし。

義をこれ与(とも)に比しむ(したしむ)。

 

追伸

孔子はいわれた。

君子は天下の事物に応ずるのに、

必ずこのように行おうと定めてかかることなく、

また必ずこのように行うまいと

定めてかかることもない。

 

ただ義に合うか否かをみて、

義に従うだけである。


(全てに人には、

必ず立場や役割があるのですが、)

人には必ずと言っても良いくらいに

好き嫌いがあるものです。

 

しかし、あなたの個人的な感情や雑念が原因で

その後、

どのような結果を招くことになるのかについては、

その責任を持たなければなりません。

 

ですから、

判断する際の指標として、

”公正に対処する”

”ただ正義だけに従う”

 ことのみで

 決めることが要求されるのです。

 

≪文末≫

2500年という時間を経てもなお、

孔子に関する様々な書籍が読まれ続けているのには、
それだけの理由があると思います。

 

その思想の根底には、

”礼”と”仁”を重んじる孔子の考えは、
ある意味不変であり、

円滑な人間関係を築く上で

脈々と受け継がれていると思うのです。

 

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